年収1億円以上を稼いだ人の半数以上は投資家だった
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
7月ということで雨が降ったり止んだりと、過ごしづらい天気が多いですが気を引き締めていきましょう!
さて、いきなりですが以前こんな記事を見つけました。
▼年収1億円は2万人以上!?資産億超えを成し遂げる人は何が違うのか?
2017年に年収1億円以上を稼いだ人の数は2万3,000人以上もいたようですが、その半数以上が株式やFXなどの投資家(トレーダー)だったようです。
あなたはこの2万3,000人の中に含まれていますか?
<年収1億円overの職業の割合>
株や為替などのトレーダーが職業と言えるのか分かりませんが、
このデータから思うことは、汗水垂らして働くより、一攫千金を狙った投資家になろうと考える人は多いでしょうね。
但し、このデータをそのまま「鵜呑み」にしない方が懸命だと思います。
2017年といえば、仮想通貨(暗号資産)がバブルとなった年ですし、株式相場も2016年の下げ相場と違い、右肩上がりでした。
翌年からはビットコインなどの急落がありましたから、2018年も同じように儲かっているかは分かりません。
逆にその利益を吐き出してしまった投資家もいるかもしれません。
2018年の株式市場は、年初こそ急騰したもののその後は軟調な展開になり、年度替わりあたりから反転し、10月に高値更新。
高値更新した直後に急落し、年末にかけて追い打ちをかけるように再度急落と、相当、上手く立ち回らないと利益を残すのは難しかったのではないでしょうか。
特に年末の急落での痛手が大きかったという投資家は多く、ファンドなどもかなり厳しい結果になっていました。
どんな相場でもチャンスはたくさんありますが、“全く同じ相場”は二度と来ませんから、2017年と同じ結果を残せた投資家はスゴいと思います。
特にレバレッジを利かせた投資は想定と逆になってしまった時には、取り返しのつかないことにもなります。
記事にもありますが、複利によって加速度的に資産が増加するとそれに比例してリスクの取り方などの投資心理も変化します。
簡単に言うと、トレードルールが雑になる、のです。
上手くいっている時は損切りの判断も躊躇せずできるのですが、一度、タイミングが合わなくなると、負けトレードが続くようになり、そのスランプから抜け出せなくなります。
「取り返そう」という気持ちが強くなり、投資ではなく、一発逆転を狙ったギャンブルのような投機になってしまうのです。
この時の投資心理を冷静にコントロールできた投資家だけが、どんな相場環境でも変わらず、利益を積み重ねることができるのでしょう。
難しいのですが、、、
常に「虚心坦懐」でいることです。
世の中には無数の投資法、投資スタイルがあります。
短期売買を繰り返すデイトレード、高配当や将来性に期待した長期運用、イベント投資やトレンドフォロー投資など様々です。
一番自分に合った投資法、投資スタイルを早く見つけることが大切なのです。
「そんなのどうやって見つけたらいいのか?」
「初心者だから何からやればいいのか?」
そういうことを思う方もいるかもしれません。
ですが、とにかく自分の頭を使って考えなければ誰かが見つけてくれるわけではありません。
自分のスタイルは自分で見つけるしかない
以前、セミナーを開いた時に、こういう人がいました。
「目の前でトレードをやりながら、一緒にトレードさせてくれないか?」
気持ちはなんとなくわからなくもないですが、これは全くもって身にならないですよね。
卓球の水谷選手も最近話題になっていましたが、、、
どうやったら卓球がうまくなるのか?
という質問に対して、
「1万時間練習してから質問しに来てください」
と発言していました。
プロだから・・・とか、経験者だから・・・とか、そういうことではなく、まずは自分で努力するしかないんですよね。
本当にそれが最大の近道です。
銘柄を教えてもらったり、目の前でトレードをしてもらったり、そういうことは近道ではありません。
とにかく・・・
まずは自分で努力すること。
常にそれを忘れないでほしいですね。
他力本願ではいつまでも実力はつくわけがないのですから。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう
今日の相場格言 「大玉を張ることを誇りとするなかれ」
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