日経平均は下げ止まり?
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
8/17(金)の日経平均株価は22,270.38万円で引けました。
週足では下降トレンド継続ながら、ローソク足は陽線になっています。
“下げ止まり”の兆しでしょうか。
企業決算発表の影響に加え、トルコショックで外部環境が悪い中、日経平均ベースでは頑張っているように思います。
短期では見えないこと
個別ではとんでもない急落となっている銘柄もあります。
特に個人投資家が好きな新興市場(マザーズやJASDAQ)は売買も少なく、板状況も薄い銘柄が多いので、需給が崩れると大きな株価変動につながります。
“マザーズ指数”などはヒドい状態です。
節目の1,000ポイントで止まらなかったので、チャート的には次の抵抗の900ポイント前後でしょうか。
JASDAQ指数も、この流れがいつ止まるのか?を確認しなければいけません。
この2つの月足チャートを見てもわかるようにトレンドというものは、ある一定の期間継続します。
特に短期(日足)ではわかりづらい“相場の方向性”が、値動きにしっかり現れます。
短期(日足)で移動平均線などのテクニカル指標ばかり過信していると、大きな流れに逆らうトレードになってしまいます。
ハイレバ好きの個人投資家
直近で面白い記事がありましたのでご紹介します。
もう読まれた人もいるかと思いますが、とても興味深い内容になっています。
■個人投資家1.3万人調査負け組はハイレバレッジ好き(日経マネー)
→ https://style.nikkei.com/article/DGXMZO33778270T00C18A8000000
この週1投資を最近始められた人の中にも、FXなどでレバレッジを賭けるトレードで期待した成果をあげられなかった方や、目先(短期)投資で個人ベースのロスカット基準に則って、「損切貧乏」になっている投資家も多いでしょう。
「勝てない人」の条件に当て嵌まっていると感じた人は、基本の考え方をすぐに修正すべきです。
短期で利益を得ようと考えている投資家に多いのが、有料情報やテクニカルを過信しています。
手っ取り早く儲けたいのですね。
もっと現実的に高配当、好業績銘柄が安くなった時にその押し目を丹念に拾うことです。
ただ、安くなったから(大きく下がったから)買うというのではなく、それぞれの銘柄の値動きにはクセやパターンがあるのです。
その流れや株価位置、局面をしっかり捉え、タイミングの良い仕掛けをすることで大きなリターンにつながっていくのです。
現在のような懸念材料が多い環境ではリスクばかりを気にして仕掛けを躊躇してしまいます。
でも、株価が上がり、マーケットに安心感が生まれてからでは遅いのです。
株価上昇はそれだけでリスク増なのですね。
他人(多くの市場参加者)と同じ行動では儲かりません。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度でもあります。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう
今日の相場格言
「急に儲けようと思うべからず」
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