値動きとはどういうものなのか?
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
以前、こんな記事が業界の仲間から転送されてきました。
▼「ポスト・スルガ銀行」大手ノンバンクの手口
次はノンバンクなのでしょうか。
投資用不動産向け融資問題で株価が急落したスルガ銀行(8358)や、TATERU(1435)などの悪材料のある銘柄でも急落の反動でリバーサルが出現します。
記事にあるノンバンク株も同様にリバウンドしていますね。
値動きとは、そういうものなのです。
値動きには要因がさまざまある
株価はすべての市場参加者(投資家)の売買が決めるものなのですが、その要因はさまざまです。
どんなに悪い材料があっても買い注文を入れる投資家はいます。
いろいろな要因があるのです。
空売りの買い戻しや数秒、数分後に、売却することを前提に買い注文を入れるデイトレーダーもいます。
また、「スルガ銀行は倒産させられないだろう」という見通しで、この大きく急落した株価位置で超長期投資を前提に買っている投資家もいるでしょう。
売り注文・買い注文が、それぞれの思惑で発注され、約定・決済されていきます。
しかし、ローソク足チャートだけで判断するこの週1副業投資術では、ただ単純にリバーサルが出現したから仕掛けるということではハイリスクな投資になってしまいます。
このような社会的に大きなニュースになった急落要因は、まだ解決していないでしょうし、「氷山の一角」といった見方もあります。
今後も何が出て来るか分からない状況ですから、しばらくはこのセクターには手を出したくないと考えるのがふつうではないでしょうか。
こういった材料を基に連想ゲームのように関連する銘柄をイメージできれば、リスク回避になりますし、逆にチャンスを見つけるヒントにもなりますが、個人投資家には難しい作業になります。
こういった部分は情報、知識、経験が必要になりますが、まずは、チャンスよりリスクを取らないことをお勧めします。
また、こんな記事もありました。
▼株「回転売買」横行…手数料総額6400万円も
→ https://www.yomiuri.co.jp/national/20190120-OYT1T50028.html
元証券会社社員としては、とても残念な話ですし、「分からないものには手を出さない」というのが投資の基本です。
日本株の先行きも判らないのに、海の向こうの商品など、もっと判らないでしょう。
わからないままやっても意味がない
兎に角、まずは自分自身で理解することです。
理解できなければ、解るまで説明を求めましょう。
理解した上で行動した結果が、期待どおりにならなかったとしても自分で判断したのであれば、納得できるでしょうし、それが“自己責任投資”というものです。
その経験は、必ず一生モノのスキルになります。
他人に勧められたものでは、後悔だけで何も残りません。
自分で判断した結果、得られた成果は喜びもひとしおです。
それを感じてもらえれば、株式投資を止められなくなります。^^;
マーケットが開いている限り、チャンスは何度でもあります。
株式投資を愉しみましょう!
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