【ローリスク】目先投資よりトレンドフォロー投資。

相場とは想定どおりにはならない

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

目先投資ではない、短期の急騰銘柄を狙うよりも、

トレンドフォロー投資を心掛けた方がローリスクな投資になるということで
その際に必要なマインドや意識すべきことを、過去の相場も踏まえながらお伝えしていきます。

 

昨年9/14(金)の日経平均株価は2万3,094.67円で引けました。

週足ベースでは、“再陽転リバーサル”の出現になります。

こうなってくると前週の再陰転リバーサルが、「何だったのか?」ということになります。

日足ベースのように、ただの「ダマシ」と受け止めればいいのかもしれませんが、

『相場とは想定どおりにはならない』ということなのでしょう。

 

月足は4月の陽転リバーサル出現から、キレイに上昇トレンドを継続しています。

やはり長期ほどトレンドは簡単には変わらないのです。

兎に角、5回目のトライで2万3,000円の上値抵抗を終値で超えたという、この結果は大きいと思います。

ただし、日経平均だけ突出して堅調に推移していることが気掛かりです。

 

各指数をチャート確認していただけるとわかりやすいのですが、

日経平均に比べると、TOPIX(東証株価指数)やマザーズ・JASDAQなどはチャート上では戻りが悪いことがわかります。

 

日経平均と個別銘柄は同じ動きにならない

一般的には、

【日経平均】=【日本株】

のような印象になっているので、
日本株全体が上昇していて、米国のように経済も好調であるかように受け止めることができますが、

実際はそうではないです。

株価の上昇と景気が連動していない印象です。

いつも言っていますが、

日経平均と個別銘柄は同じ動きになりません。

個別銘柄はそれぞれに「それまでの流れ」「株価位置」「局面」が違います。

一時的に短期で同じ方向に動いたとしても時間軸を長くしてチャート見ると全く違うのです。

現在、日経平均が好調に上値追いとなっているにも拘らず、

“自分の保有銘柄はそれほど上がらない”という状態の個人投資家は多いと思います。

月足チャートなどで比較していただければいいと思いますが、多分、大きな流れ、トレンドが違うのでしょう。

長期上昇トレンドの銘柄を保有しているのか、ただのリバウンド中の銘柄なのかによって動きが違うのです。

 

もう一度、現在保有中の銘柄のチャート局面を確認してみましょう!

投資スタンスも再確認するといいですね。

週末、金曜日の終値を基準に判断できますので、

迷いのない判断と塩漬け株を作らないということができるようになります。

 

最も危険な状態を理解する

 

また、注意点ですが、

相場の雰囲気が良くなってくると心理的にポジティブになります。

 

気持ちがリスクよりもリターンばかりに向いて、

何かを買わなくてはいけないという焦燥感に駆られる状態になります。

 

そういう状態は“最も危険な状態”なので、
焦らず、一呼吸おいてから行動するといいですよ。

目先投資ではないのですから。

短期の急騰銘柄を狙うよりも、トレンドフォロー投資を心掛けた方がローリスク投資なのです。

マーケットが開いている限り、チャンスはエンドレスに訪れます。

株式投資で、これからの人生をより楽しく過ごせるといいですね。

 

今日の相場格言
「飛びつく魚は釣られる」


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