200日移動平均線
私が唯一、注視している200日移動平均線。
移動平均線の使い方については、セミナーなどでも少し解説していますが、短期はあまり意味がないという認識です。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
短期では一時的な株価変動が、平均線のトレンド方向に影響してしまうのです。
長期であれば一時的な株価変動で簡単にトレンドが変わることがありません。
一般的には、株価が移動平均線を下回ったら、下方に向かうと判断し、損切り(手仕舞い)するという考え方です。
しかし、重要なのは・・・
移動平均線の方向です。
『上向きなのか』
『下向きなのか』
です。
この200日移動平均線が下向きになった時は、長期波動が下向きになったという判断になるので、長期保有すればするほど、評価損が膨らみます。
バブル崩壊後のトレンドがそれです。
長期相場で勝つためには必要
当時、テクニカル分析を駆使して、
「下げ過ぎ、割安」
などという判断で買ってしまうのですが、反発もそれまでの下落に対するリバウンド程度で、直ぐに元の下降トレンドに戻ってしまったのです。
この基本の考え方が理解できていないと、長期で相場に勝つことはできません。
現在の相場状況は北朝鮮による地政学リスクや円高で、軟調な展開になっているという解説です。
個別銘柄では決算に絡む急騰・急落が多々ありましたから、日経平均を売買していない投資家としてはあまり気にしなくてもいいと思います。
上がるものは上がりますし、下がるものは下がります。
ですが、、、
こういった全体相場の雰囲気が悪い時は、“違う値動きになっている銘柄”を見つけやすくなります。
チャンスなのです。
全体相場と一緒に下げていても、過去の抵抗帯付近で下げ止まり、翌週にリバーサルが出現するような銘柄を探すといいです。
日足などで、前日比で見ている投資家が気づくことはないでしょう。
月足のトレンド=長期トレンド
そしてもう一つ、重要なポイントは月末に向けて、月足もリバーサルが出現しそうなチャートを見つけることです。
週足だけで判断している方がやはり多いのですが、週足でトレンドが発生しているか否かを確認するには、月足も反転サインが出現することです。
月足の反転サインは、
“長期トレンドが変わったこと”
を意味しますから、より説得力が増すことになります。
決算発表のピークが過ぎましたので、ここからは徐々にその結果の修正相場になる銘柄が出てきます。
そこがチャンスになりますから、より多くのチャートをご自身で見るようにしてください。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「うっかり仕掛けは見切りが良策」
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