今週の日経平均
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
6/8(金)の日経平均は2万2,694.50円で引けました。
週足ベースでは“再陽転リバーサル”の出現となりました。
直近の反落を月足上昇トレンド中の“押し目”であると解説してきましたが、イメージどおりになってきました。
4月に月足で陽転リバーサルが出現していますので、長期トレンドが上昇トレンド中になります。
より長期の大きな流れに戻りやすいのです。
これは個別銘柄でも同じ見方です。
長期(月足)が下降トレンド中のチャートで、週足で買転換リバーサルが出現した後、反転トレンドが発生せず、直ぐに再陰転(売転換)してしまうのは長期トレンドに引っ張られやすいからです。
週足ベースのリバーサル出現は一時的で、「ダマシ」であったということになります。
相場というものは時間軸が長ければ長いほど、トレンドは変わりづらいのです。
実際に絞り込んだ銘柄で・・・
独自ツールで絞り込み作業をする時、週足のスローストキャスティクスをデフォルトの20以下にしたまま抽出すると、月足も下降トレンド中の銘柄が多いです。
所謂、業績が悪く、市場評価の低い銘柄ばかり抽出されます。
月足も底値でV時に反転する銘柄もありますが、多くは業績が回復せず、再陰転してダラダラ下値を切り下げながら下落する銘柄が多いのです。
逆に同じ条件で抽出した中で、高値を付けたあとの押し目を形成している銘柄があります。
好業績を材料に新高値追いだった銘柄が2~3ヵ月下降トレンドを形成した後、反転するパターンです。
これらの銘柄は、元々好業績で買われていたわけですから、株価位置的・需給的な調整が済んだ後に再度、高値トライの局面になることが多いのです。
市場評価の高かった銘柄ですから、少し反転し出すと、人気化して資金が入りやすくなるのです。
超長期トレンドも下値上値を切り上げる理想的な形になります。
このように同じ条件での週足リバーサル出現でも、月足の流れや株価位置、局面によって仕掛け時の投資スタンスが変わってくるのです。
ローソク足チャートの見方は時間軸を変えても同じですから、各時間軸の状態をしっかり把握しておくことで、迷いのない判断ができるのですね。
すべては「予想・予測」ではなく、「結果」で判断していきます。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう
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