最近の相場観
5/26(金)の日経平均株価の終値は19,686.84円でした。
結局、しっかりしてはいたものの、20,000円を付けることはありませんでした。
週1副業投資術の基本ロジックで解説すると、週足は陽線で終わってはいますが、ローソク足実体上値である19,753.46円を上回らずに引けたので、一応は下降継続になります。
なかなか、難しい“微妙な展開”です。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
上値は20,000円の手前で抑えられ、下げれば日銀のETF買いや買い戻し、下値を拾いたい向きの資金が待ち構えているような感じです。
企業業績や株価指標などを材料に20,000円乗せの声は強いものの、なかなか実現せず、地政学リスクや円高、政局不安でも下がらないので、何か「きっかけ待ち」といった状態です。
日経平均のドルベースの話は以前もしましたが、指数だけで見ると、海外投資家はどこを売っても利食いの水準です。
円高になれば、資産が自然に増えていくワケです。
上値が重いと嘆いているのは、日本人だけかもしれませんね。^^;
騰落レシオの活用方法とは?
騰落レシオ(25日)は、とうとう5/24に164.60まで上昇しました。
専門家の解説によく使われる騰落レシオですが、私もピーク・ボトムを見る上で注目しています。
実際、自分で調べたことがなかったので、指標として有効なのか?調べてみました。
直近、2010年以降で160超えは4回あり、今回は5回目です。
1ヶ月後の日経平均と比べると、この数値がピーク(160以上)だから騰がらないというワケではないようです。
特にアベノミクスのスタート時(2012年)は大幅上昇になっています。
まあ、これはそれなりの材料があったので、経験則としては当て嵌らないのですが、であれば、、、今起きているすべての出来事も同じでしょう。
一般的なテクニカル分析が当たらないのは、こういうことなのです。
実は有効なポイントがあります
しかし、ボトム圏では、“かなり有効“だということがわかります。
騰落レシオがボトム圏(70以下)になったら、一度に買わずに少しずつ買い下がればいいのです。
もっと確実な方法は、週足での反転のサイン(リバーサル)を待って買えばいいのです。
状況としては、それまでの弱材料を織り込み、「需給的な調整が済んだ状態」と受け止めることができます。
今回の反発のような感じです。
リスクではなく、安いときに買うスタンス
年に1~2回は、こういったチャンスがあるので、ネガティブ情報に翻弄されることなく、冷静に対処することで、堅実に利益を得られることになります。
個別銘柄においても同様です。
リスクを負って、新値追いの銘柄を注目するのではなく、安い時に下値を拾うスタンスです。
常に売買しているようなスタンスではなく、ジッとチャンスを待つことも大切なのです。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「相場は値段の高低にして、その高きを売りその安きを買う」
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