【負ける人あるある】「後悔のトレード」の正体。

ネガティブな情報の時に必ず起きること

相場が軟調な展開になると、必ず起こる現象があります。

「さらに下落するのではないか?」

という不安から買いを手控え、買い建玉のある投資家は損切りしなければならないという“追い詰められた心理状態”になります。

そして、自分自身で判断できない投資家は、専門家の意見を基に判断を他人に委ねてしまいます。

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

日経平均株価が2万円の上で推移している時は、

「下げたら買いたい」

という押し目買いスタンスを取ろうと思っていた投資家も・・・

いざ、本当に相場が下がってくると、

「もっと下がるのではないか」

という恐怖から心理状態がネガティブになりスタンスを変更します。

相場が下げている時はネガティブ情報がエンドレスに流れてくるので、不安がさらに増幅するのです。

※上げている時はポジティブ情報です。

多くの個人投資家のよくある悪い行動パターン

状況に変化があったのですから、投資家としては臨機応変に対応するのが当たり前の行動かもしれません。

しかし、いつ買うのでしょうか。

下値不安がなくなった時は恐らく、すでに上昇してしまっているハズです。

それでは遅いのですが、マーケットの地合い(雰囲気)が良いので、上値を追いかけて買ってしまうのが、多くの個人投資家のよくある悪い行動パターンなのです。

行動が上げ下げの後手に回っているので、リズムの悪いトレードになってしまいます。

このパターンが、今までずっと繰り返されてきているのです。

状況によって全く異なる投資心理

また、置かれている状況によっては、投資心理が真逆になることが多いです。

例えば、相場の下げ局面では、

・何の建玉もない投資家

・下げる前から建玉のある投資家

この2人の心理状態は大きく異なります。

同じ上昇期待のある銘柄を見ていても、資金に余裕がある方や株を保有していない投資家は安く買いたいので、

「もっと下がれ」「チャンス!」

とばかりに下落に対してポジティブに受け止めます。

ですが、建玉のある投資家は評価損が膨らんでいく状況をリアルタイムに見ているので、当初の期待より不安の方が大きくなり、ネガティブな心理状態なります。

元々、騰がると思って買った銘柄にも拘わらず、「買いたい心理」より「売りたい心理」が強くなるのです。

この「売りたい心理」ですが、損切りして不安から開放されると、冷静になり、また「買いたい心理」に戻ります。

これが「後悔のトレード」の正体です。

目先の状況変化に翻弄され、損切りばかりの投資家のよくあるパターンです。

あなたの売買の判断基準は何ですか?

情報や知識に頼り過ぎると、迷いが生じやすくなります。

分析する材料が多い訳ですから、考えれば考えるほど答えが出なくなり、判断を誤ります。

目先の判断しか、出来なくなるのです。

その目先の判断が正しいか否かは、時が経たないと分かりません。

そして、それらはすべて「結果論」なのです。

“結果をどこで区切って判断するのか”

この時間軸の違いが、やがてあなたの未来となって現れるでしょう。

マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!

今日の相場格言
「買い遅れたりと思わば、ただ買い場を待つべし」


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