個人投資家の反対にいる投資家心理

個人投資家がもろに受ける個別銘柄の売買

こんにちは。元ディーラーの佐藤茂利です。

いつも言っていますが、

私たちは日経平均を売買しているのではなく、個別銘柄を売買しています。

 

個別銘柄と日経平均のチャートを比較するとわかりますが、

それまでの流れや株価位置、局面が違うのです。

確かに、ファンドなどの大口投資家はこういった場面ではリスク回避行動になります。

 

機械的に保有株を減らしますから、需給が崩れ、売りが売りを呼ぶ展開になります。ある意味、自分で自分の首を絞める状態なのですが、株価の下落要因を自ら作り、評価も比例して下がるわけですが、仕方がないのです。

 

その影響を個人投資家がもろに受けるわけです。

 

但し、ずっと売り続けるわけではありませんし、リスク軽減のためのポジション調整ですから、

当該銘柄自体の業績悪化などが理由ではない

ということを冷静に見ていかなくてはいけません。

 

 

テクニカル分析ではわからない値動きのクセやパターン

 

チャートを見ると、各銘柄ごとに値動きに現れています。

テクニカル分析ではわからない値動きのクセパターンです。

時間軸を変えて、じっくりチャート検証してみてください。

 

評価損益を見て、消極的になるのではなく、現状をしっかり受け止めて、次の投資チャンスを見つけるようにしてください。

チャンスはたくさんあります。

 

どんな相場環境でも対応できるようになれば、より多くのチャンスを得られることになります。

 

結局、投資心理と言うものは、状況変化でコロコロ変わるということです。

少し前までの上昇相場では、仕掛けの買い指値が約定せず、「上値を追いかけて買ってはいけないのか?」という質問メールが来ていました。

以前のような下落相場ではその買い意欲は削がれ、投資心理はリスクが支配してしまいます。

本来はこういった場面にこそチャンスがあり、そのリスクを許容した投資家だけが大きなリターンを得られるのですが、余裕がないと、なかなか難しいのです。

 

自分の考えの反対側にいる投資家心理

 

 

以前の相場で急落がありましたが、その後の相場はどうなったでしょうか?

下落にも様々な要因があるので局面が違いますし、同じ展開になるわけではありませんが、

売買が成立するということは、、、

この急落でも“買い向かっている投資家が必ずいる”ということです。

その投資家の投資心理は、どのようなものか想像してみることも必要です。

自分の考えの反対側にいる投資家心理です。

 

目先のリバウンド狙いなのか、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後を見越した買い仕掛けかもしれません。

以前の記事でもご説明させていただきましたが、

時間的な区切りと株価位置的な基準で「結果」に対して判断していくことが迷いのない資産運用になりますし、

塩漬け株を作らない行動になります。

マーケットが開いている限り、チャンスはエンドレスに訪れます。

株式投資で、これからの人生をより楽しく過ごせるといいですね。

冷静に対処していきましょう!

今日の相場格言
「人の行く裏道に道あり花の山」


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