プロのようになりたい心理
今日は、
・投資をしている人
・投資をしようとする人
・投資をしたいと考える人
つまり、投資に関わる人の心理についてお話したいと思います。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
あなたもこうして投資に興味を持たれているということは、心のどこかで、“プロ投資家のようになりたい”と思っているものです。
・プロのように運用を、上手に実践したい
・プロのように安定して、利益を出したい
・プロのように分析ができて、冷静な判断がしたい
・・・
こういう心理があるからこそ、毎日情報を集めたり、常に勉強したり、新しい情報をキャッチしようとするのです。
では、、、
“プロ投資家”とは、一体どのような存在なのか?
情報や知識、経験を兼ね備え、どんな相場でも常に、利益を上げ続けている。
そのようなイメージでしょうか。
しかし、、、
この情報・知識・経験があっても、期待した結果にならないことが多いのが【相場】というものです。
また、証券ディーラーやファンドマネージャーなど、“他人のお金を運用する投資家”と“個人投資家”では、投資基準、スタンスがそれぞれ違います。
・対象銘柄
・投資期間
・運用資金
・リスク許容度
・売買の判断基準
すべてにおいて全く違うのです。
ですから、プロ投資家や他人のマネをするようなやり方は、意味のない、ナンセンスな行為です。
自分の投資スタンスに合ったやり方でないと、良い結果にはならないのです。
昔からわかりきっていること
例えば、個人投資家はアナリストのようなファンダメンタル分析はできません。
テクニカル分析などであっても一般的に知られている「移動平均線」などを駆使しても、皆が知っている知識では期待した結果にはならないのです。
つまり・・・
情報や知識だけで、利益を上げるのは難しい。
これは、とうの昔からわかりきっていることなのです。
流行りの確率・統計を駆使したプログラム売買であっても、堅実に着実に利益を出すには(確度を高くするには)超短期で値幅を小さくするしかなく、極僅かな利益を売買回数で積み重ねているのです。
こういったシステム環境を利用した売買の恩恵を受けているのは、高頻度取引を行なう一部の専門業者のみです。
個人投資家は“スピード”では勝てません。
では、どうすれば良いか?ということになるのですが、AI(人工知能)のみが売買しているマーケットではないので、必ず人間の感情・思考が相場に影響します。
これが【重要なポイント】です。
チャンスは人間の優位性にある?
人工知能は機械的に過去の統計、確率に則って答えを導き出しますが、未来に起こる人間の行動まではさすがに読めないはずです。
そこにチャンスがあるのです。
ロボットにはない、人間だけにある優位性。
プロと呼ばれる専門家たちにはない、個人の投資家にだけある優位性。
それが、『時間軸』です。
長めの時間軸を基準に個別銘柄毎にある、値動きのクセやパターンを見つけるのです。
機械には出来ない職人のような業で、すべての市場参加者の売買が教えてくれる相場の方向性に、気づくことが大切なのです。
未だに日本の伝統文化の技術は、人から人へと繋がれています。
そういった技術、伝統というのは機械でも今のところ再現できないのでしょう。
これは相場に限ったことではなく、すべての事象で言えることです。
※いずれ再現できるのかもしれませんが。
株式投資においてプロや周りの人間と同じように、一般的なテクニカル指標を見ていては、気づくことはないでしょう。
条件によって、答えは一つではなくなります。
機械には出来ない作業なのです。
最終的には人間の職人的なヒラメキのようなものが、必要になってくるのかもしれません。
簡単な基本チャートの見方さえわかれば、あなたも気づけるようになるでしょう。
あなたに合った投資をすること
まずは、
「どうすれば個人レベルで、相場から利益を出せるか?」
「自分の生活、ライフスタイルにはどのような投資が理想なのか?」
ということから考えてみてください。
ただ単に「お金が欲しい」ではなく、あなたに必要な投資を選択するのです。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「一日の相場を考え、商いいたすはよろしからず」
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