長期トレンド転換のサイン
長期トレンドで変化を感じたのは、
『トヨタ(7203)』『本田技研(7267)』
あたりでしょうか。
月足チャートで見ると、、、
今年1月に陰転リバーサルが出現してから半年間、下降トレンドを継続していましたが、7月にやっと陽転リバーサルが出現しました。
“長期トレンド転換のサインが出た”ということです。
2銘柄とも日経平均採用銘柄ですが、日経平均株価とは全く違う流れでした。
日経平均は昨年6月のブレグジット後から反転、上昇トレンドを形成し、未だに高値圏です。
日経平均を基準にした相場解説が多いですが、日経平均採用銘柄でも指数とはこれほど局面・流れが違うのです。
すべての銘柄で流れや局面が違う
逆に・・・
『ソフトバンク(9984)』
『トレンドマイクロ(4704)』
などは陰転リバーサルが出現しました。
大成建設(1801)は勢い止まらず、未だに高値追いの状況です。
このように、、、
すべて個別銘柄毎に流れや局面が違うのです。
個別は個別の値動きで判断していかないといけないのですが、多くの個人投資家は専門家の相場解説に影響を受けて売買の判断基準がいつもブレてしまうのです。
情報や知識は、上手く使わないと、良い結果に結びつきません。
目先ばかり見ていると・・・
特に多いのが、日々の上げ下げに翻弄され、目先判断で小さな損失を繰り返してしまうことです。
例えば、NYダウが下落すると翌日の日経平均も軟調に始まりますが、それは「前日比」の話で、NYダウは未だに新高値更新中ですし、日経平均も現水準(2万円前後)を保っています。
前述のトヨタや本田技研などが、日経平均や他の銘柄と同様に上昇トレンドを継続していたら、今頃21,000円位を付けていたのかもしれません。
「短期売買を行なっている」
もしくは
「短期で利益を手にしたい」
という意識で株式投資を行なっている方は基本的な考え方を変えてみるといいのではないでしょうか。
もし、、、この月足のトレンドに乗った売買をしていたら、、、
「どのような結果だったか?」
ということをイメージしてみてください。
如何に長期投資の方が効率的で、素直なわかりやすいチャート(値動き)になっているか、がわかるでしょう。
中長期的な時間軸のチャートイメージ
すべては結果論ですが、「流れ」「株価位置」「局面」などが大切であることが理解できると思います。
「資産家は恐慌時に生まれる」という相場格言がありますが、資産家は暴落時や相場の転換点でしか仕掛けないのです。
毎日、バタバタ売買などしないのです。
大きな資金を運用するファンドなども同様です。
デイトレやスイングトレードなどの短期売買はしていません。
常に、大きな流れを見ながら、中長期的な時間軸のチャートイメージで相場を見ることが大切なのです。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「資産家は恐慌時に生まれる」
こちらをクリックお願い致します