一番確実に利益になる方法は何か?
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
世の中にはたくさんの投資法がありますよね。
少しインターネットで検索すれば見つかると思いますが、
あなたもいくつか目にしたことがあるかもしれません。
・テクニカル分析
・ファンダメンタル分析
・デイトレ
・スイング
・中、長期投資
・現物取引、先物取引、信用取引、
・空売り
・ツナギ売買
・うねり取り
・アビトラ(裁定取引)
・高配当株
・割安株
・テーマ株
・IPO
・順張り、逆張り
・・・etc
本当に切りがないです。
では、その中で、
一番確実に利益になる方法は何か?と言うと・・・
はっきり言って、「わかりません」
株式投資で「確実」とか「必ず」などという謳い文句があるならば怪しいと思った方がいいです。
ですが、「確実」はないけど「堅実」ならあります。
ただ、どのやり方が一番堅実であるのかということも言えないはずです。
何故なら、どの投資法もそれなりに利益になる要素があり、相場局面やタイミング、投資対象などによって常に結果が違ってくるからです。
要はどの投資法も、投資家の使い方次第ということになります。
流行りの自動売買が期待した結果にならないのは、相場というものは常に同じ局面ではないので、
「自動で走らせていれば儲かる」という単純なものではない、ということなのでしょう。
『AI(人工知能)を使った…』なども同じです。
また、それぞれのメリットを生かした投資をしようとしても、教科書どおり、想定どおりの結果にならないものばかりなのです。
特にテクニカル分析などは複雑過ぎて、個人投資家には実際に実践できないものが多いのです。
そういった投資法に手を出して、途中で挫折してしまった人も多いのではないでしょうか?
テクニカル分析でつまずく個人投資家
テクニカル分析でつまずく個人投資家の多くは、たくさんあるインジケーターを見過ぎてしまうことです。
例えば、あるインジケーターは買いサインなのに、他のインジケーターは売りとなっているようなこともあります。
また、時間軸を変えると真逆の判断となったり、アナリスト評価なども同じ業績内容が基準になっているにも拘らず、片方は【Buy】、もう片方は【Sell】ということも稀にあります。
目標株価が大きく違うということもありますし、現在株価とのギャップが大き過ぎて、
●市場評価が正しいのか?
●アナリスト評価が正しいのか?
わからないのです。
同じチャートを見ているのに、【買い】と思う投資家と【売り】と判断する投資家もいます。
売買が成立する以上、真逆の見方をしている市場参加者が必ずいるということなのです。
努力家、勉強家の個人投資家で、ノウハウコレクターのようになってしまう人もいますよね。
投資業界の専門家と同じで、
知識は豊富だが、売買は上手くないという感じです。
知り過ぎて迷う、逆に信じ(惚れ込み)過ぎて、残念な結果になるパターンです。
相場に限らず、何事も「中庸」が一番なのでしょう。
今日の相場格言 「理屈上手の商い下手」
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