米中貿易摩擦と日本株
こんにちは。元ディーラーの佐藤茂利です。
8/2(金)の日経平均株価は2万1,087.16円で引けました。
日足ベースでは前日比453.83円の大幅安となりました。
過日のNY時間にトランプ大統領が対中制裁関税「第4弾」を発動すると表明し、
米中貿易摩擦の激化懸念が再燃した形になり、東京市場に大きく影響しました。
上値が重く、米国株ほど上昇していないのに、下げる時は過剰反応するのが日本株です。
また、ドル円相場も円高がさらに進み、106円台となったことで、一時は前日比で580円安までありましたから、直近に仕掛けた投資家は残念な状況になっていることでしょう。
ローソク足が示す市場の強弱
そして、今週は月末週だったので、“月足チャート”のチェックなのですが、
7月のローソク足は陰線ではありますが、前月(6月)のローソク足実体の上値を上回って引けたので、“再陽転リバーサルの出現”となりました。
陰線ですから月初が高く始まり、その上昇への勢いが弱く、月末は始値よりも安く終わってしまったわけです。
上値が重いということを示唆している状態ですね。
このようにローソク足はいろいろなことを教えてくれます。
ローソク足が教えてくれる強弱感はとても重要なサインですから、しっかりと観察するようにしましょう。
今後の展開に注目ですね。
個別銘柄のチャンスを見逃すな
そんな中、個別銘柄では日経平均などに逆行する銘柄もしっかりあります。
私は空売りはほとんどしませんので、買いで保有している分しかないのですが、逆に評価益が増えている状態です。
ラッキーとしか言いようがないです。^^;
日経平均が大幅下落しても、個別銘柄にはチャンスがありますから、
森ばかりを見てネガティブにならずに、木を見ていきましょう!
なお、7月としては東証1部の月間売買高が過去15年間で最少でしたが、昨年(2018年)10月に売買単位の統一(100株)があり、
それに伴う“株式併合”などが行なわれた影響もあるようですから、あまり出来高に拘らない方がいいですね。
▼株式併合とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BD%B5%E5%90%88
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
マーケットが開いている限り、
チャンスは何度もエンドレスに訪れます。
みなさんの資産が今後も堅実に増えていくことをお祈りいたします。
今日の相場格言 「森をみて木を見ず、木を見て森を見ず」
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