【損切り貧乏?!】相場を基準に売買する。

これからトレンド形成する?

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

 

いよいよ個別銘柄は決算発表もほぼ終わり、ここからは適正株価への修正局面が期待できます。

決算発表を受けて、目先投資家の売買による需給の崩れから、急騰・急落した銘柄が徐々にトレンドを形成していく局面です。

 

例えば、個別銘柄で急落している銘柄があり、関連ニュースを探しても、それらしき下落材料は見当たらない場合は、結局、需給要因しか考えられないということになります。

相場というものは、買い方と売り方の力関係が株価(トレンド)を形成することになりますから、その需給要因が重要なのです。

 

期待で買われ、不安で売られます。

買えば上がり、その株価変動を見て、さらに上がるのではないかという期待から、また、買いが入ることになります。

 

売りも同様に、売れば下がり、下がればまた、売りを誘います。

投資家心理としては、何の材料もないにも拘わらず、株価の下落という事実で、得体の知れない不安が恐ってくるのです。

 

行動心理を逆手に取る?

人間の心理の変化次第で、株価は如何様にも動きます。

 

一般的に投資においてはロスカットが重要とされていますが、需給要因だけで一時的な下落となる場面でも、予め決めたロスカットルールに則って機械的に損切りしなくてはならないことが多く、「損切り貧乏」などという言葉もあるくらいです。

ロスカットルールは運用資金に対して2%という数字が一般的のようですが、機械的にこの数値を当て嵌めてトレードしていると直ぐに資産が減っていくことになります。

 

特にマーケットでは投資家の行動心理を逆手にとった市場参加者がいます。

 

あなたは保有していた銘柄が何の材料もないのにロスカットポイントまで下落し、逆指値に掛かり、損切りさせられたあとに、何事もなかったかのように元の水準に戻る経験をされたことはありませんか?

 

多くの個人投資家の売買を分析し、売買の多い水準から2%下落すると、損切りが出やすくなるというデータがあるのでしょう。

特に教科書どおりのロスカットルールを実行する投資家は多いですし、投資心理としても更なる損失の増大を避けるための理由付けにもなります。

投資家心理を上手く利用されて、チャンスを提供している思った方がいいでしょう。

 

利用されないためには?

相場はあなたの置かれている状態を基準に動いていません。

個人的な売買ルールや評価損益を基準に売買の判断をせず、常に相場を基準にすることです。

 

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう

今日の相場格言
「需給はあらゆる材料に優先する」


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