FX取引をしている個人の5割が負けている
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
こんなニュース記事を見つけました。
FX取引 個人の5割「損失」 今年調査、トランプ相場読めず
引用元: 2016/12/31付日本経済新聞 朝刊
いや~凄いですね!この見出しを見たときに、日本の個人投資家は素晴らしいと思いましたよ。FX取引で5割の投資家はプラス、もしくはマイナスにはなっていないんですね。
まるでYahoo!ファイナンスの「プロが選ぶチャンス銘柄」に出てくるプロの方々の勝率と同じじゃありませんか。(笑)
ご存知の人は多いと思いますが、FX取引は差金決済による通貨の売買なのですが、世界各国の通貨供給量や経済、金融政策、商取引による実需など様々な要因が相場に影響を与えますよね。
例えば、経済指標の発表時や要人発言などによる相場変動、流動性の低下も想定外で頻繁に起こります。
国策には決して逆らえない
私もディーラー時代に「日銀砲」を喰らって、評価益が一瞬にして損失に変わった経験があります。
その時は「一時的なものだろう」なんて軽く考えたんだけど、「日銀砲」って言うくらいだからわかると思うけど、シツコイのなんのって。
ふざけんな~って思いつつ、「国策に逆らうな!」的な相場格言を身を持って体験しましたから。
もう、こんなの予想できませんから~!残念!(古い)
証券会社は手数料ビジネス
経済政策や金融政策などは仕方ないとしても、マーケットの大きさ、リスク要因で言えば、株式投資の方が予測しやすいと思うのは私だけでしょうか?
近年ではFX取引業者が提供しているトレードシステムが充実したことで、個人投資家でもお手軽にトレードができる環境になったことが、この5割という数値を叩きだしているのかもしれません。
まあ、手数料ビジネスですから。個人投資家の皆さんの手数料で運営しています。国民の税金で・・・みたいな。(笑)
勝率5割が高いか低いかといと、その基準にもよりますが、FXの場合、相場を読むというよりパターンに乗るといった感じでしょうね。
自動売買だとか、資金管理、ドローダウンのような個人ベースのロスカット基準で売買しなければ、もっと勝率が高いかもしれませんよ。
「トランプ相場を読む」ことなどできないと思いますし、所謂「美人投票」的な目先の動きに合わせて乗るというトレードの結果なんでしょう。
そのあたりは市場参加者の需給動向なども含め、株式投資の方がわかりやすいんじゃないかと思います。
株式投資の投資対象銘柄数は3600以上
対象銘柄は3,600以上あるわけで、銘柄毎にクセやパターンがあったり、指数などとは違う動きもします。
では、「どうやって銘柄選択するか」って話ですが、それは次に書いていきますね。
あなたも株式投資で週末副業を行い、豊かな人生を謳歌しましょう。
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