【下落こそチャンス】業界でも大注目の仮想通貨も、相場では当たり前の上げ下げ。

下落局面では思い出すこと

個人投資家の好きな新興市場の銘柄は、キツい下げになっています。

日経平均もマザーズ指数も週足チャートでは、リバウンド局面だったんですけどね…。

まあ、新たな材料が出てしまえば、トレンドなどすぐに変わってしまうものです。

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

日々、リアルタイムで株価変動を見ている投資家さんは、「見る見るうちに下落していく株価」と「評価損の増加」で、不安が増幅しているようです。

ですが、そういう時にこそ、

「あなたが仕掛けた株価位置は、どんな局面だったのですか?」

ということを問いかけてみてください。

下落局面はチャンス

私は過去の経験からしても、下落局面はチャンスだという認識です。

一般的には下落局面で、“買い向かう”という投資スタンスは「逆張り」と言います。

ですが、この逆張りの考え方は、基準を前置きしなくてはいけません。

週1副業投資術では、こういった下落局面を買い向かうためには、ある一定の条件が必要です。

この条件を満たしていないと、ただの“危険な逆張り”になってしまいます。

この話は少し詳しい解説が必要なので、別の機会にしましょう。

リスク管理のロスカット

本日は、ここからが本題です。

今回の下落は北朝鮮による地政学リスクが要因のようですが、多くの個人投資家さんはリスク回避の「損切り」をしたようです。

そう、リスク管理で一番大切と言われている、“ロスカット”です。

ルールに則って、泣く泣く損切りした方、信用取引でレバレッジを賭けている方は、追い証を嫌い早々に手仕舞いしたようです。

※追い証とは?
追加で担保の差入れが必要となった状況です。

ここで、もう一度…

「あなたが仕掛けた株価位置は、どんな局面だったのですか?」

と、ロスカットした個人投資家さんに訊いてみたいのです。

恐らくは懸念されている北朝鮮リスクでさらに下落する可能性を考慮し、その不安を解消するためのリスク回避行動なのでしょう。

最良の判断とは何か?

大事な資産をリスクに晒さないための「最良の判断」になります。

ですが・・・

この最良の判断には、“目先”という「前置き」が入ります。

もし、あなたの買っていた銘柄が一週間後、一ヶ月後に、買値を上回っていたらどう思いますか?

過去にそのような経験はありませんか?

「目先の最良の判断」は間違いではないと思います。

心理的な不安の解消という“ストレス要因を払拭”できたのですから。

ただし、もし時間の経過とともに不安とは違う結果になったとしたら、大きな後悔になるものです。

期待して買った銘柄ですから、何かしらの行動した動機があったハズです。

「目先判断のロスカットという行為が悪い」

と言っているのではないのです。

目先の判断が正解かもしれません。すべては結果論なのです。

時間軸を変えて比較すると、結果は変わってくるのです。

最良の判断など、結果論に過ぎないのです。

業界でも大注目の仮想通貨

今、大注目されている仮想通貨も同様です。

直近では、中国の中央銀行がICO(仮想通貨を使った資金調達)を違法とし、関連する資金調達活動全てを即時停止するよう通告しましたね。

その結果・・・

仮想通貨を代表するビットコインが、一時、急落しました。
※現在は戻してきていますが

価格推移をチャートで見ればわかりますが、直近の上昇に対して、この程度の反落があっても問題ないのです。

また、時間軸を長くして価格推移を見ればわかりますが、トレンドは変わっていません。

相場では当たり前の上げ下げです。

確かに仮想通貨に対する中国人投資家の影響は、“大きいこと”は否定しませんが、仮想通貨自体が否定されたワケではありません。

結局は目先投資家のポジション調整が終われば、落ち着きを取り戻すのでしょう。

パリス・ヒルトンのツイート

これは余談ですが、、、

セレブで有名な「パリス・ヒルトン」さんは、中国人民銀行の通告の数時間前に、

「ICOに参加するのが楽しみだ」

とツイートしていたそうです。

どちらも、まだ黎明期の小さな仮想通貨マーケットに影響のある話題なのですが、

・目先の動きなのか、
・中長期的な判断材料なのかは

誰にもわからないのです。

相場とはそういうものなのです。

“最良の判断”とは結果云々ではなく、自分自身の投資基準がブレないことなのです。

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!

今日の相場格言
「金は危ない所にある」


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