週足では再陰転となりました
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
6/22(金)の日経平均は2万2,516.83円で引けました。
週足では再陰転になります。
6/18の週の日経平均ですが、前日比ではこのようになっています。
18/06/18 -171.42円
18/06/19 -401.85円
18/06/20 +276.95円
18/06/21 +137.61円
18/06/22 -176.21円
やはり日足ベースでは方向感は見えません。
専門家の解説では米中貿易摩擦懸念が影響しているという見方になっていますが、実際はどうでしょうか。
NYダウは8日続落しており、日経平均も同様に悲観ムードが漂っていますが、NASDAQ(米国の店頭株式市場)は“最高値”を更新しました。
ドル円も一時的には反応したようですが、110円前後で落ち着いていますし、今晩(6/22)のNYダウは9日連続安になるのでしょうか?
悲観論が投資家心理に影響
相場解説では悲観論ばかりですが、これが投資家心理に大きな影響を及ぼします。
日経平均は週初の2日で570円と大幅急落したことで、証券各社でかなりの追い証(追加保証金)が発生したようです。
信用取引でリスクを取って、パンパンの状態でトレードしている個人投資家が多いのでしょう。
こういう状態は冷静な判断ができないので、良い結果にならないことが多くなります。
目先投資家の動きをイメージすると、火曜日の追い証発生で、水曜日の一番安い水準で損切りさせられ、その後の反発(水・木)で約400円戻したところで後悔するという感じでしょう。
特に木曜日は某大手証券から、ポジティブな相場見通しも発表されていましたから、慌てて買った個人投資家もいたのではないでしょうか。
「安くなったら売り、高くなってから買う」
というリズムの悪いトレードになってしまいます。
人間は情報がインプットされると、判断基準にバイアス(偏り)がかかってしまい、過剰に反応してしまうのですね。
最悪を覚悟しました・・・。
私事ですが先日、大阪セミナー(6/16)の後、18日(月)まで吹田市の江坂に滞在していたところあの大きな地震に遭ってしまいました。
地震慣れしているとは言え、千葉県の沖合で起きている「スロースリップ」現象や、群馬県での震度5弱の地震など直近で起きている地震情報がインプットされており、過去の東日本大震災の経験や阪神・淡路大震災の記憶などが脳裡をよぎりました。
しかも、滞在していたホテルの11階にいましたから、一瞬、最悪を覚悟しましたね。
事前に入っている情報や過去の経験はいろいろな判断をするのに必要ですが、思考も飛躍してしまいます。
人間の心理というものはその時の状況によって、コロコロ変わるのです。
2018 FIFAワールドカップサッカーロシア大会ですが、日本は大会前にドタバタの監督解任劇がありました。
1勝もできないのではないかという事前のネガティブ予想を覆し初戦に勝つと、手のひらを返したように期待に胸膨らませて応援する声が大きくなります。
状況(結果)によって、思考が変わったのです。
サッカー解説者が説得力のある話をすると、その考えに賛同し、結果が良ければ称賛、そして更なる期待をします。
逆に悪ければ批判ということになります。
“投資心理も同じ”です。
結局は結果がすべてであり、その思考は結果論になります。
ちょっと、話が逸れましたが、株式投資では利益が出ているか否かで現在の相場に対する感じ方がまったく違ってきます。
これは個人の状況、結果による感情なのでどうにもなりません。
本来は自分の感情で相場の判断してはいけないのですが・・・。
先入観を持たずに、相場を判断するのはなかなか難しいかもしれません。
ですが心理的・時間的な余裕は、とても重要です。
常に余裕を持って行動してください。
学情(2301)
ちなみに直近の成果報告で、一番多かった銘柄は『学情(2301)』でした。
成果報告をいただいた皆さん、ありがとうございました。
チャートを検証すると、直近の値動きは日経平均などとはまったく違っています。
・しっかり利益になった
・まだ保有継続している
・エントリー候補にあがっていたが買わなかった
・チャートは見た
・全く、見ていなかった
など、それぞれに自信になった人やモチベーションが上がった人、後悔した人がいたことでしょう。
チャンスはエンドレスに訪れます。
次のチャンスに乗れるように頑張りましょう!
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう
今日の相場格言
「人間万事塞翁が馬」
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