【1月17日】あれから23年。

市場が良い状態なのに利益が出ない

NYダウは最高値を更新し、一時2万6,000ドルを突破しました。

どこまで上昇するのでしょう。

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

海外株式市場を含め、日本株も投資環境は良いですから、個人投資家の皆さんは、とても良い時期に投資を行なっているということになります。

業績の良い銘柄を買って、何もせず保有しているだけで資産が増えていく状態です。

しかし、短期投資が安全で手っ取り早いという風潮の投資業界ですから、なかなか利益が積み上がらないのです。

1/16(火)の日経平均は2万3,951.81円で引け、前日比236.93円高でした。

しかし、東証1部の値上がり銘柄数972に対して値下がりは980と、“ほぼ同じだった”ということは、一部の銘柄だけで、この日経平均という指数を押し上げていることになります。

『ファナック(6954)』

『ファーストリテイリング(9983)』

などです。

日経平均の上げ下げで相場の強弱感を判断している方は、気を付けてくださいね。

どうしても気になってしまう指標ですが、私たち個人投資家は個別銘柄を売買しているのです。

個別は個別の動きで判断するようにしてください。

阪神・淡路大震災

1/17は阪神・淡路大震災から23年でした。

当時、私は証券会社のディーラーだったのですが、この地震の経験則が、後の東日本大震災時の投資行動の参考になります。

大地震の際は一時的なポジション(建て玉)整理から多くの銘柄が売られたのですが、逆に復興関連銘柄が買われました。

その経験則のある一部のディーラーはすかさず現在あるポジション(建て玉)を手仕舞いして、資金を復興関連株に振り向けるという行動を取りました。

例えば、プレハブ建築や建機レンタルなどをやっている会社の株を買うのです。

※防災・復興関連銘柄はインターネット検索していただければ多くのサイトで詳しく解説しています。

このように過去の出来事に対する市場参加者の投資行動を記憶しておくことで、また同じようなことが起きた時にそれを当て嵌めてチャンスを広げるのです。

一つの出来事や材料からテーマ株を連想し、関連する銘柄に注目します。

このテーマはたくさんあり、銘柄を選ぶ際の条件になりますし、週1副業投資術の基本ロジックで独自に注目している銘柄の
買う(売る)タイミングを事前に確認しておくというやり方でもいいですね。

リバーサルチェッカーは情報や知識、経験がなくても、値動きだけで銘柄選択ができるというとても便利なツールですが、市場のテーマなどを組み合わせて、最終的な判断基準にするとより確度の高い、タイミングの良いトレードになります。

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!

今日の相場格言
「百冊の理論書は1回の売買にしかず」


こちらをクリックお願い致します