【ストレスなく継続】短期投資か、長期投資か。

残念な結果になったであろう目先投資の個人投資家

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

情報や知識が増えるとそれだけ判断の選択肢が増えることになり、結果的に迷いを生じさせることになります。
何事も、最低限のルーチンワークでストレスにならずに継続出来るくらいがいいのではないでしょうか。

本日は「短期投資か、長期投資か。」ということで、過去の相場を踏まえてお話していきます。

7/10(水)の日経平均株価は2万1,533.48円で引けました。

“下げそうで下げない展開”が続いています。個別銘柄では急騰・急落している銘柄がありますね。

SNSでのポジショントークが小型株に大きな影響を与えることで有名な、某投資家が買っている銘柄です。

『富士興産(5009)』直近、急騰していたのですが、今度は急落しています。

この個人投資家の名前が大量保有報告書に登場するといつも急騰するので、

短期(目先)投資の個人投資家(提灯筋)に人気なのですが、結果は、いつもこのパターンです。

 

「提灯筋」

「自分の相場観」によるものではなく、

他者の見通しや仕手情報に雷同して売買する人のことを、
ちょうちん筋という。(楽天証券用語集より)

 

キレイな“イナゴタワー”が形成されています。

この1907円を買った投資家と売った投資家がこの世に存在します。

1907円を売った投資家の心理は判るような気がしますが、この急騰した場面を買った投資家の気持ちはわかりません。

多くは逆日歩により空売り(信用取引)の買い戻しを余儀なくされたのでしょうが、需給だけの思惑的な銘柄です。

また、目先投資の個人投資家が残念な結果になっているのでしょうね。

週に1度程度がちょうど良いと思うのです

ホントに懲りない投資家が途絶えませんが、この短期で大きなリターンを得られる可能性に魅せられてしまうのでしょう。

「天井で売れば儲かるチャンスはあった」

と、結果を見て理想論を語る投資家もいますが、少しでもタイミングを間違えると、取り返しのつかないことになります。

逆に好材料が発表されて急騰した銘柄もあります。

▼HIS、ユニゾHDにTOBへ ホテル事業を強化
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47174300Q9A710C1MM0000/?n_cid=BMTR2P001_201907101331

日経電子版の記事は13時31分になっていますが、

1分足チャートを見ると、13時30分には上げ始めていますね。

▼1分足のチャート図がこちら

何か、少し前から、この材料がでることが分かっていたかのような下値切り上げ型のチャートになっています。

まあ、事実は神のみぞ知る部分ではありますが、値動きだけでも、十分チャンスを見つけられるということでもありますね。

短期投資家の日々のトレードにおける行動パターンとしては、

複数のモニタを用意して、画面に表示される多くの情報に目を光らせています。どこの情報が一番早いか、もう毎日のルーチンワークですね。

チャンスを見つけ、リスクを避けるために日々、繰り返し行なう作業ですが、

継続するとそれが苦痛になり、最後はストレスを溜めることになります。

疲れない程度にルーチンワークを行なうためには週に1度程度がちょうど良いと思うのですが如何でしょうか。

この週1副業投資術ですが、とてもシンプルで簡単な考え方です。

週足ローソク足チャートのチェックポイントが明確になっているので、「自分にもできるかもしれない」と、取り組まれるかたが多いです。

ファンドなどの大口投資家と同じ目線(時間軸)でトレードする

ところが・・・

人間は向上心や欲がありますから、ある程度経験を積むと、もっと高い成果を求めていろいろな情報や知識を高める努力をします。

当然ですね。

常にチャンスに目を光らせ、利益になる確率を高め、リスクをできるだけ軽減するためです。

しかし、その行動が
マイナスの作用になることもあります。

情報や知識が増えるとそれだけ判断の選択肢が増えることになり、結果的に迷いを生じさせることになります。

当初はシンプルで簡単な判断基準だったものが、いろいろ見ることにより、それがストレスになって、投資自体が楽しくなくなってしまうかもしれません。

何事も、最低限のルーチンワークでストレスにならずに継続出来るくらいがいいのではないでしょうか。

こんな記事もありましたね。

▼利益は3年先をみる:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO47015460V00C19A7EN1000/ 

3年先を見るくらいの気持ちでゆったり投資ができれば、目先の小さなロスカットを繰り返すこともないように思います。

ファンドなどの大口投資家と同じ目線(時間軸)でトレードするのですね。

但し、3年の間には予想できない出来事が必ず起こりますから、

「とにかく長期トレンドに逆らわない」ということが大前提になります。

マーケットが開いている限り、チャンスは何度もエンドレスに訪れます。あなたの資産が今後も堅実に増えていくことをお祈りいたします。

今日の相場格言
「材料はあとからついてくる」


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