塩漬け株を避ける方法とは?

塩漬け株を避ける方法|月足はチャンス?

こんにちは。元ディーラーの佐藤茂利です。

業績修正はその銘柄の株価に直接影響する大きな要因です。

NYダウが上がった・下がったや、円高(安)になったなど、外部環境によるものと違いそれまでのトレンドを否定し、一気に流れを変えてしまいます。

本日は、「塩漬け株を作らないために。」ということで、過去の相場も見ながらお話したいと思います。

 

昨年8/24(金)の日経平均株価は2万2,601.77円で引けました。

前週の陽線が“下げ止まりの兆し”だったのですかね。

海外投資家の売り越しは続いているようですが、週足ベースでは下値を切り下げずに、切り上げた状態で陽転リバーサルの出現となりました。

米・中貿易摩擦やトルコショック、円高など懸念材料を唱えるマーケット関係者の弱気解説が多い中、

株価はしっかり上方向を示しているようです。

週足ベースでは、5月の高値から上値が切り下がって来ていますから、ここをクリアして年初の高値トライ、という流れになって欲しいものです。

一般的に言う、【三角保ち合い】のようなチャートですから、まずは週末ごとに株価位置をチェックするしかないですね。

※三角保ち合いとは?

上値が切り下がり、下値が切り上がる状態

特に次週は週末と月末が重なる特異週です。

週足・月足で同時にリバーサルが出現する可能性のある局面になります。そして、月末が近づいてくると気になるのが月足です。

月の半ばあたりから、月足もトレンド転換になりそうなチャートを見つけると、

チャンスになりやすいのです。

実は前月(7月)は多くの銘柄が月足陽転になったのですが、その後、トレンドが発生しない銘柄が多い展開となっています。

 

業績修正が株価に影響する大きな要因とは?

 

原因は皆さんもお判りのとおり、“決算発表”です。

業績修正はその銘柄の株価に直接影響する大きな要因です。

NYダウが上がった・下がったや、円高(安)になったなど、外部環境によるものと違いそれまでのトレンドを否定し、一気に流れを変えてしまいます。

新たな材料でトレンドが変わってしまった場合は、素直に手仕舞いするしかありません。

それが多くの市場参加者が示してくれた答えですし、塩漬け株を作らないための方法です。

直近では、その決算発表について、様々な意見がでているようです。

▼米大統領、四半期決算の半期への変更提案ーSECに調査要請

https://jp.reuters.com/article/trump-suggest-biannual-earnings-report-idJPKBN1L21NC

 

投資家それぞれの投資スタンスや時間軸、判断基準など賛否がありますが、

私たちトレンドフォロー投資家においては四半期決算よりも半期決算の方がいいのです。

それだけトレンドが長く続く可能性が高くなるわけですから。

短期の目先投資家からすれば、そういった大きな株価変動となる局面が多い方がチャンスが増えるわけですから、逆に月次でやって欲しいぐらいでしょう。

 

上場企業側からすると、当然開示情報を毎月やるよりも年に1回くらいの方が楽になります。

常に情報開示する透明性のあるマーケットの方が理想的なのでしょうが、長期投資家離れに拍車が掛かるような気もします。

株式投資は本来、その企業を資本参加で応援し、本業で儲けた配当をいただき、

“株式価値が高まることが理想的”なのです。

短期で株価が乱高下したのでは、そういった中・長期投資家が離れていってしまうでしょう。

 

AIによる運用は…?

 

 

その他の話題と言えば・・・

▼AI投資判断、個人に広がる金融関係各社が新規客囲い込み

https://www.sankeibiz.jp/business/news/180823/bse1808230500007-n1.htm

また、AI(人工知能)です。

このように大手の金融会社はあの手この手で個人投資家の大事な資産を引き出させようとしていますが、AI(人工知能)は未来を予知してくれるのでしょうか。

これまでは営業マン個人を非難することが出来たのですが、今度は結果が悪くても、

「AIが出した答えですから、仕方ないですよね」みたいな状況になるような気がしてなりません。

やはり、後悔しないためには自分で考えて運用(行動)するしかないのです。

機械に頼らず、他力本願にならず、自分を信じて行動できる個人投資家を目指しましょう!

今日の相場格言
「相場はいつも信号を送っている」


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