【悲報?】もう「日足」で相場は語れない!?個人投資家が唯一、利益をあげていける「●足」とは?

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今の時代にミスマッチな「日足」チャート

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

今の個人投資家の多くは、日足チャートを基準に売買されている方が多いと思います。

今や株価をチェックするためのチャートも「ネット環境」さえあれば、Yahoo!などでいつでも見れますし、スマホでチャートを見ることさえできる時代です。

また、市場関係者の市況解説なども日足ベースの内容が多いので、これは仕方のないことなのかもしれません。

しかし、2010年に「東証アローヘッド」がスタートしてからは、それ以前とは値動きや板状況が大きく変化してしまいました。

東証アローヘッドとは?

東京証券取引所が2010年1月に稼働を始めた次世代株式売買システムの名称。高速性と信頼性などを兼ね備えた世界最高水準の取引所システムといわれている。東証アローヘッドの稼働に伴い、売買制度の一部が変更されたほか、市場情報が拡充された。2015年9月には約5年ぶりにリニューアルされる予定であり、処理能力は約2倍、注文応答にかかる時間は半分に短縮される。

板情報とは?

板情報とは、「どの値段で売買注文がどのくらい出ているか」がわかるものです。

どのように変化したのかというと・・・

一日の値幅を見てもボラティリティ(変動幅)は大きくなり、瞬きしている間に株価が急変動するようになったのです。

ボラティリティとは?

ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示す言葉で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。

そのことを踏まえれば・・・

高値・安値を基準とするようなインジケーターで売買の判断をすることが如何に危険であるかがわかると思います。

特に、デイトレーダーではない個人の投資家さんが「日足ベース」の解説やチャートで売買することは、とてもナンセンスだと思います。

なぜなら、デイトレードなんてやらないのですから。

人間では勝てない絶対的な理由とは?

現在、東京証券取引所の売買シェアの6~7割がHFT(高頻度取引)と言われています。

HFT(高頻度取引)とは?

高頻度取引(こうひんどとりひき、英: High frequency trading: HFT)とは、1秒に満たないミリ秒単位のような極めて短い時間の間に、コンピューターでの自動的な株のやり取り戦略を実施するシステムのこと。HFT、超高頻度取引、超高速取引、アルゴリズム取引、アルゴとも呼ばれる。

ですから、先程言ったように、ボラティリティが大きくなり、瞬きしている間に株価が急変動するのです。どういうことか分かりやすく言うと、あなたが瞬きをパチっとしている瞬間に・・・ものすごい勢いで取引が行われているのです。つまり・・・

スピードでは人間は機械に勝てない環境なのです。

個人投資家が唯一、利益をあげていける秘密。

では、どうしたらいいのでしょうか?

それは、至って簡単です。

難しく考える必要はなく、視点を変えるだけでいいのです。

どうすればいいのか・・・

それは・・・

同じ時間軸で戦わないことです。

HFTは短い時間の中だけでしか、威力を発揮できません。個人投資家だけが実践できて、機械より優位に立てる売買をすることが、個人が株式投資で利益を挙げていける方法なのです。

ですから、私は次のようなことを伝え続けています。

デイトレードはやめる

・時間軸が短いほど、フェイクが多くなります。
・スピードでは機械に勝てません。
・リアルタイムの評価損益の増減で売買の判断をしている。
・時間と神経を費やした結果がマイナスだった時のダメージは大。
・他人の情報や知識に頼る「他人依存型投資」は後悔ばかり。

目先の利益を追求しない

・情報が氾濫し過ぎて、自分では情報の取捨選択ができない。
・「欲」と「不安」の連続。
・後悔のトレードが多い。
・テクニカル分析を過信して、資産減少。
・情報過多で余計な売買が多い。
・直ぐに結果を求めている。

データにこだわらない

・勝率が大切だと思っている。
・統計学が勝つために重要だと思っている。
・ロスカットなどの売買ルールは必要だと思っている。
・予想・予測のためのデータ収集に奔走している。
・移動平均や一目均衡表を信じている。

etc・・・。

時間軸を長くして、余計な情報や知識を排除すれば、まったく違う目線で、見えてくるものがあります。 「日足」という短い時間軸で判断していては、恐らく二極化の結果になるでしょう。

ごく一部の、資金力のある投資家が利益を得て、その他大勢の投資家が損失を被る。

「日足」などの短い時間軸で、デイトレードをしているようでは、いつまで経っても「投資に追われる人生」になることでしょう。

「投資に追われる」とは?

・いつでもチャートを見ていないと不安な状態
・株価の上がり下がりに一喜一憂して、情緒不安な状態
・お金のことばかりを考えて、投資が全てのような状態
・損失が出たときには、取り戻そうと“賭け”をしてしまう状態

このような状態のことを言います。

投資というのは、あくまでもお金を稼ぐ手段ですから、このような投資を10年20年と必死に、一喜一憂しながら続けたいのであれば構わないと思います。

ですが、私はそんな投資をしたいとは1ミリも考えていません。

株式投資は好きですが、そればかりに時間を費やして、利益ばかりを追いかけて、自分の時間や家族との時間を無駄にしたいとは思っていません。

あくまでも、人生が少しでも豊かになるように。やりたいことが、やれるように。誰かが困っている時に、チカラになれるように。

そのために株式投資という手段を駆使しているに過ぎないのです。

株式投資に限らず、様々な投資を始める時というのは、ほとんどの人が目的があるのです。

「少しでも貯蓄を増やしたい」

「老後のための資金を作りたい」

「生活が苦しいから、少しでも余裕が欲しい」

「旅行や欲しいものがあるから」

そうした目的があって、投資を始めるでしょう。

ですが気がつけば、値動きに日々左右されるようになり、毎日ニュースや情報を集めるようになり、利益がどれくらいだ…損失がどれくらいだ…と考えるようになり、投資のことばかりが頭をいっぱいにしていくのです。

もし、今のあなたがこのような状態に少しでも当てはまっているのなら、少し冷静になって、距離を置いて、投資について考えてみて下さい。今のあなたの投資が、投資生活が、少しでも“苦しい”と感じていらっしゃるなら、私が必ずお役に立てると思います。

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それでは、今週も株式投資を楽しみましょう!

佐藤 茂利


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