情報社会の弊害とデメリット
投資スタンスや売買の判断基準は、個々の投資家のおかれている環境(状況)によって、変化してしまいます。
銘柄選定や売買の判断基準が違ってくるのです。
個人投資家の多くは、この判断基準が常にブレてしまうのです。
これは仕方ありません。
情報化社会なのですから。
新しい情報が次から次に“エンドレス”に流れてきます。
テレビ、新聞、ラジオ、インターネット、クチコミ…
“真偽のわからない情報”が氾濫しています。
多くの国民が信じているテレビや新聞などが正しい情報を流しているかと言えば、そうでもありません。
色々な見方があって、どれが正しいかは受ける側が決めるしかないのです。
相場は特にそうです。
情報の発信者を信じるか否か。
会ったこともない他人の発言を信じてしまうのが人間心理です。
それを信じる判断基準は「経歴」や「肩書き」でしょうか?
質(タチ)の悪い輩になるとSNSなどを通して、個人投資家の投資心理を擽るようなコメントを平気で流します。
まあ、流行りの言葉いうと「呟く(つぶやく)」と言うのでしょうか。
相場ですから騰がるかどうかなど誰にもわからないのですが、その情報を信じるか信じないかは最終的には“受けとる側の自己責任”です。
自己責任取れない投資家は投資家ではない
その情報に乗って売買した結果が損失となっても、発信者に責任はなく、賠償を求めることも文句を言うこともできません。
当たり前です。
逆に、その情報がたまに当たってしまうことがあるので、質が悪いのですね。
たまに当たってしまうからこそ、
「また当たるかも知れない…」
という期待が生まれ、注目してしまうのです。
そういった個人投資家を「イナゴ投資家」というそうです。
昔の提灯筋ですね。
インターネット検索すると、たくさん解説が出てきます。
イナゴ投資家が大量発生
他力投資の典型例ですが、こういった投資家がいるから、相場(大きな株価変動)になるのかもしれません。
相場では氾濫する情報をどう生かすかが大切なのです。
・流れ
・株価位置
・タイミング
など、リスクとリターン、投資する時間軸も含めて、真剣に考えなくてはいけません。
■長期で仕掛けられる局面なのか、
■短期売買のみで逃げるのか、
様々な状況を確認した上で、仕掛ける前にすべてを決めて行動します。
しかし、株価動向や新たな情報で仕掛ける前に決めたことを実行出来ずに、後悔のトレードになってしまうことが多いのです。
常に売買の判断を他力、情報に頼っているので、手仕舞いも自分自身で判断出来ず、残念な結果が繰り返されます。
いつまで経っても“進歩がない”のです。
芯からブレない投資判断をするためには、売買の判断基準と時間軸だけは変えてはいけないのです。
業界関係者の解説や専門家の分析、これらが正しいとは限りません。
他力を基準にするのではなく、すべての市場参加者(投資家)の売買が決めた結果である値動きを基準に判断をしていくのです。
「相場に寸尺なし」です。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「相場に寸尺なし」
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