長期の方が短期より素直にトレンドが続く
少し前の話になりますが、6/23(金)の日経平均株価の終値は20,132.67円で引けました。
この水準で膠着相場になってしまい、なかなかはっきりしたトレンドが発生しません。
しかし月足を見ると4月に再陽転してから、ジワっと上昇トレンドを形成してますね。
やはり個別銘柄同様、長期の方が素直にトレンドが続くようです。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
時間軸が短くなればなるほどダマシが多くなるということが、納得できる感じです。
4月の再陽転が確定した日の日経平均株価は19,196.74円(4/28)でした。
そこから約1,000円上昇しています。
日足や週足では上げ下げのダマシが何度もありましたが、月足トレンドはキレイに上値・下値を切り上げています。
やはり、短期で結論を出すやり方は小さな損失を積み重ねてしまう欠点があります。
あなたも日足ベースの上げ下げによる評価損益の増減で、直ぐに諦めてはいませんか?
なかなかすぐに結果が出ない人
先日、
「直近でツール(私のオリジナルのスクリーニングツール)での最終的な銘柄選択に苦慮している」
というメールをいただきました。
簡単に言うと、なかなか直ぐに結果が出ないという相談です。
週足・月足をベースに売買の判断をしているので、「直ぐに」というのが難しいのですが、確かに翌週から急騰するような銘柄もありますので、期待してしまいますよね。
また1~2週間経って動きがないと、次の銘柄に乗り換えてしまうようです。
そうですよね。
リバーサルチェッカーが毎週、チャンスのありそうな銘柄を抽出してくれるワケですから、期待したイメージにならなければ新しいチャンスに賭けたくなるのも当然です。
しかし、そういった銘柄の中にも1~3ヶ月くらいしてから株価チェックしてみると大きく上昇していたりします。
株式投資は【根気】も大切なのです。
特にデイトレード経験者や日々株価チェックの出来る環境にいる方は結論が早くなりがちです。
これは投資スタンスの問題なので個人差がありますが、目先を求めるというのなら、方法がないワケでもないのです。
相場にはテーマがある?
相場にはテーマがあります。
その時期に注目されるセクターです。
現在急騰している業種は「情報・通信」関連でしょうか。
ゲームソフトや仮想通貨などを手掛けている会社です。
最近では子会社など、関連会社があるだけでも材料視されます。
先日は東京都知事が、
「築地は守る、豊洲は活かす」
と発表して、関連銘柄が急反発しました。
築地魚市場(8039)などは、週足・月足チャートを見ると分かりやすいです。
1,000円処に下値抵抗があり、1,400円を超えると押し戻されるパターンです。
・どの水準で仕掛けて、
・堅実に手仕舞うのはどの水準か、
ということがチャートから分かります。
きっかけは都知事の発言ですが、結果的には過去のパターンが当て嵌っています。
オリジナルツールとテーマ株
毎日、突発的なニュースがマーケットの話題になり、関連の個別銘柄が物色されるということが繰り返されています。
こういったテーマ株はインターネット検索すれば、たくさんの関連銘柄情報が出てきます。
オリジナルスクリーニングツールにリストアップされた銘柄群に、テーマ株が載っていれば・・・
それは比較的直ぐに利益になるチャンスかもしれません。
最終的な銘柄選択もしやすくなります。
例えば、
少し前にチャートチェックはしていたのに、最終的な銘柄選択で他の銘柄を選んでしまった。
条件を絞り過ぎてしまって、選択肢から除外してしまった。
などということが成果に結びつかない要因のようです。
また、買っていたけれど、ちょっと下がったので手仕舞いしてしまった。
というように、結果を直ぐに求めるあまり、我慢が出来ずにチャンスを逃すことになってしまうこともあります。
堅実に資産を増やしている投資家は、年に数回程度しか売買をしない方が多いようです。
単純に安い時に拾っておいて、
「騰がったら売る」
ということを繰り返しているだけなのです。
前述の銘柄のチャートで言えば、上げ下げのポイントをきっちり勝ちパターンにしているということです。
目先の判断で売買を繰り返すより、値動きのクセ・パターンを見つけることが、成果を得る早道なのです。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「機会が人を見捨てるよりも
人が機会を見捨てる方がはるかに多い」
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