「週足」が注目され始めました
最近、市場関係者や評論家の中にも「週足チャート」を用いて、相場状況を解説する人が少しずつ目立つようになりました。
さすがに突発的な材料で日々上げ下げが繰り返され、トレンドも何もあったものではないので、長めのテクニカル指標でポイントや注目点を解説しているのでしょう。
もう、日足で分析するには限界なのかもしれません。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
デイトレードのような短期は個人投資家の売買より、アルゴリズムなどのプログラム売買の方が株価変動に対する影響が大きいのです。
兎に角「ダマシ」が多過ぎます。
人間は勝てない?
最近見つけた記事の中に、こんな記事がありました。
人は短期ではもう勝てない?
この中にも書かれているとおり、ヘッジファンド(大口のプロ投資家)が勝ち続けているというのは、個人投資家の勝手な思い込みなのです。
どんなに情報や知識があっても、想定通りにならないのが相場ですから。
また、腕利きのデイトレーダーの真似をしようとしても、売買の判断基準が銘柄や局面によってそれぞれ違ってくるので、完璧に理解することは難しいのです。
現在、デイトレードを行っている個人投資家さんについては、売買の判断を古くからあるテクニカルインジケーターに委ねていると、AIの餌食になる場面が、これからもっと多くなると思います。
短期の方がリスクが低いというのも勝手な妄想です。お気をつけください。
最も個人投資家に合ったスタンスとは?
少し前に某外資系投資会社の売買が、「ほぼ全勝」という記事があったのですが、スピードによる優位性をフル活用した売買でしょうから、こういったアンフェアな状況も何れ廃れていくでしょう。
前から私が言っているように、個人投資家の強みは「時間軸」です。
短期では、機械にスピードで勝つことはできませんが、中長期のリスクを負うことを許容できるのは個人投資家だけなのです。
今こそ、日足ではなく・・・
「週足や月足チャートを基準に売買の判断をする」という投資法が効果的であり、最も個人投資家に合ったスタンスだと思うのです。
未来を予知することはAIであってもできません。
だから「結果」で判断していくのです。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
今日の相場格言
「成長すれば複雑になり、複雑になると衰退する」
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