【基準を変えるな!】情報に左右されているのは、あなたのせい?

認知されてきた週足の優位性

最近、この私の投資法の知名度が上がってきたのか、日足の移動平均線を基準にした投資法を推奨していた投資関係業者が、週足チャートに興味を持ち始めたようです。

※そのことについては、また別途取り上げてお話したいと思います。^^;

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

私としては個人投資家にとってとても良いことだと思っていますが、そういう投資家が増えると、もしかしたら値動きも変化してくるかもしれません。

しかし、この相場の考え方は、普遍性のあるものなので、これからも有効であることは変わりないでしょう。

要は使い方、考え方次第ということになります。

例えば、デイトレードをしている投資家が週足や月足を見ても意味がありませんし、むしろ“余計な情報”になります。

翌日に建玉を持ち越さないワケですし、一日の短い時間の中で小さなトレンドを見極め、売買差益を狙うワケですから、自分が売買をする時間軸のチャートを使うことが一番良いのです。

しかし、現在はクリックひとつで時間軸毎にチャートが切り替わり、様々なインジケーターも直ぐに表示できてしまう環境です。

見れば見るほど、知れば知るほど、迷いが生じてしまうのです。

相場においては、すべてが結果です。

目先の判断が正しいか否かは、時間を経なければわかりません。

その時は正しい選択でも、結果的には後悔となることなど多々あります。

完璧なトレードなど存在しませんし、勝ち負けを繰り返しながら、結果的に利益を残すことが大切なのです。

ルールより、基準

特に日足ベースで売買している投資家の多くは、「上手に買おう、上手に売ろう」とします。

少しでも安く買って、少しでも高く売ろうとします。

当たり前ですよね。

なぜなら、そこに人間の「欲」というものが存在するからです。

しかし、この仕掛けと手仕舞いの株価が高いのか、安いのかは時間を経ないと評価できないのです。

すべて結果論です。

私が一つ一つの売買を別々に考えるように言っているのは、他の何かと比較してしまうと、売買の基準がブレてしまい、目先の株価変動(評価損益)で判断してしまうからです。

システムトレードでは売買ルールを守ることが大切であると唱えられていますが、ルール(規則)というより基準を変えないということが重要です。

「基準」とは物事を比較・判断する基となるものです。

デイトレードで損失を被った投資家が、週足や月足を基準にした投資法を行って失敗するパターンで多いのが、仕掛けた後に日々の株価の上げ下げに反応してしまい日足で判断してしまうからです。

大きなトレンドに逆らわない売買をするために、週足や月足を見て売買するのはいいでしょう。

しかし、デイトレで「上げては買い、下げては売り」を繰り返すような、基準をコロコロ変えるやり方では成果を得ることは難しいでしょう。

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!

今日の相場格言
「仕掛けはたやすく、手仕舞いは難し」


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