アナリストの予想は当たらない?
個別企業の業績と株価を分析するアナリストの予想が当たらないのは、そのような「環境」になってしまったことが要因らしいですね。
28日は日経平均株価の上昇にブレーキがかかった。投資家が知りたいのは長い上昇局面での小休止なのか、終わりの始まりなのかだろうが、トランプ相場の出現を予想できなかったストラテジストたちの答えは歯切れが悪い。先行きが読めない今の市場で同様に頭を悩ませる専門家がいる。個別企業の業績と株価を分析するアナリストたちだ。
こんにちは、元ディーラーの佐藤です。
米大統領選後の円安・株高を予想していた専門家はほぼ皆無だったと言っていいと思います。
最近では口々に「想定外」と、間違いを認めて潔さを前面に出して解説する専門家が多いです。
ほとんど、やっていることが横並びで極めて日本的というか、当たり障りのないコメントに終始しています。
これでは専門家の意味がないですね。
アナリストの仕事とは?
アナリストなどは相場を当てようとするのではなく、今ある情報や知識から想定できる分析をすればいいだけです。
それがアナリストの仕事です。
分析レポートに投資家が共感すれば、投資行動に移るワケですね。
ハズれても、共感したのですから自己責任です。
顧客の顔色や「アタリ・ハズレ」の結果ばかり恐れていては、独創性のあるものなど生まれません。
ロボットでも出来るような予想・予測なら人間は要らなくなります。
注意点は、このアナリスト予想はファンダメンタル分析が主で、需給や人気などのプレミアム部分は考慮していないということでしょう。
市場参加者(すべて投資家)の投資行動は、その時の状況によって変わってくるので、誰にも予測できません。
その時の株価の動きを見ながら判断していくしかないのです。
ですから、1年先などを予想、予測することなど不可能なのですね。
先日、過去の統計を当て嵌めて、
「NYダウが2018年には27,000ドルを目指す」
というレポートがあると書きましたが、同じ証券会社のレポート(書いた人は別)では、こんなのがありましたね。
日経平均株価が軟調な展開をみせる中、突如浮上した「超悲観シナリオ」が市場で話題となっている。野村証券が7日、1年後の日経平均の見通しを6500円とするシナリオを提示したのだ。背景にあるのは日銀の動き。政府債務の引き受けなどにより円の信認低下が起きれば、日本から資金が逃避する「悪い円安・悪い株安」が進む可能性がある。
ほんの5ヶ月くらい前の記事です。※確率5%の最悪悲観シナリオと書いてあります。
少なからず、これを読んだ個人投資家には心理的に影響を受けたのではないかと思います。
相場が悪い時には「ネガティブ情報」、上昇している時は「ポジティブ情報」が多くなります。
結果的には、要らない情報ばかりです。
このように未来に起こることは予知できません。
個人投資家はどうすれば良いのか?
氾濫する情報をどう選別するかも、重要になってきます。
であれば、個人投資家としては
「どうしたら良いか?」
ということになるのですが、やはり、こういった情報・知識が多くの市場参加者の投資行動として「株価」に現れます。
この株価の「値動き」が方向性を示してくれるのです。
ですから、ある一定の時間軸で、この値動きを観察していくしかないのです。
佐藤茂利の投資ロジックで解説
それでは私の投資ロジックで日経平均株価の解説をします。
週足は上昇継続、スローストキャスティクスはピーク圏です。
11月の月足は下ヒゲの長い陽線で上昇継続となりました。次の目標水準は18,800~19,000です。
マーケット解説者の話では、日経平均の年足が陽線になるか否かに注目しているそうです。
陽線になるには、大納会の終値が年初の始値18,818.58円を上回って引けることです。
現在値ではまだ、陽線にはなりませんね。
しかし、週1副業投資術のロジックでは17,325.68円を上回っていれば、上昇継続になります。
理想的なチャートの形で言えば、19,033.71円を上回って引けてくれるとキレイな形になります。
年末、大納会の終値は非常に大切ですから、皆さんも注目してください。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で人生を豊かにして、周りの人も幸せにしてあげましょう!
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