【安心×不安】感情があるから人間です。

トレンドが続かず、方向感のないマーケット

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

6/27(水)の日経平均株価は2万2,271.77円で引けました。

 

6月に入って週足ベースで再陽転していた日経平均が先週末(6/22)に再陰転となり、今週(6/25の週)は、ここまで下降継続となっています。

トレンドが続かず、方向感に欠けますね。

 

市況解説では、相変わらず米中の貿易摩擦懸念でアジア株全般が軟調になっているという解説です。

イオン(8267)やソニー(6758)のチャートを見ていると弱い感じがしないのですが、マザーズ指数やJASDAQ指数も含めて全体的には軟調な展開になっています。

 

個別では上げている銘柄と下げている銘柄の明暗が分かれているのですね。

当たり前です。

 

個別は個別の動きがあるのです。

 

下がると不安、上がると嬉しい

多くの投資家心理としては、保有銘柄の株価が下落すると不安が増幅します。

もっと下がるのではないかという心理的恐怖が襲ってきます。

 

逆に株価が騰がると

・チャンスだ

・もっと騰がるのではないか

という期待心理からさらに買い意欲が強まります。

 

『上がれば買い、下がれば売りたくなる』

この心理状態はよくわかります。

それがふつうの一般的な投資家の行動ですから。

 

しかし・・・それでは成果は得られません。

 

直近の週足陽転リバーサルで買った銘柄が日経平均同様に再陰転してしまい、評価損になったことで、不安を募らせた一部の方からお問い合わせをいただいています。

一時、だいぶ減ったメールでの不安なお問い合わせですが、また少し増え始めました。

今年、2回目で2~3月の下落時と同じです。

 

「評価損が増えているが、大丈夫なのか?」

「リバーサルで買ったのに、全然儲からない」

「半分は上がっているが、半分は下がってる」

などですね。

 

現在の個人の評価損益の増減で湧き起こった感情をそのままメールで報告されているのですが、本来は、すべて想定内の結果であり、ルールに則って行動するだけなのです。

利益か損失かは結果論であり、相場ですから事実を受け入れるしかありません。

万能な投資法など、この世に存在しません。大切なことは、リスク(損失)を如何に軽減できるか、です。

 

いい傾向にある投資家からのコメント

逆に過去に株式投資で失敗経験のある方は、

「意外に評価損が膨らんでいない」

「安い水準で買っているから、安心感がある」

「日足(目先)で相場を見なくなった」

「中長期で考えているから、評価損も気にならない」

「今までだったら、直ぐにロスカットしているが、もうしない」

・・・といったコメントも多くいただいています。

とても、良い傾向です。

 

上値を追いかけて高い株価位置で買ってしまった場合、こういった感情にはなりません。

週1副業投資術は常に反転の初動で仕掛け、できるだけ長期(月足)トレンドに逆らわず、“リスクを軽減したやり方”なのです。

 

「評価損に耐えろ!」ということではなく、予め描いたイメージのトレードをルールどおりに執行するだけなのです。

判断基準は仕掛ける前から明確に判っていますから、迷うことがないはずなのです。

 

しかし、人間ですから、感情が邪魔をして決断ができず、フリーズしてしまいます。

 

邪魔する感情とは?

私が「売りです、買いです」と言えば、躊躇なくできるのかもしれません。

結局は「欲」という感情が邪魔をするのですね。

 

そして、その結果に対して他の何かと比較し、評価することになります。

他の何かというのは、“他人や過去の経験則”などです。

 

ここで「不満」という感情が湧き起こることになります。

儲かっていれば、「満足」ですね。いや、欲という感情があるので、「もっと」になります。

 

人間はこの繰り返しなのでしょう。

ストレスの溜まる生き物なのです。

 

損得勘定がなければ、冷静な判断(行動)になるのでしょう。

相場ですから、この状況が永遠に続くことはありませんし、必ずチャンスはやってきます。

 

その時に、後悔のない行動が取れるように準備しておきたいですね。

 

マーケットが開いている限り、チャンスは何度も訪れます。

自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう!

 

今日の相場格言
「人が売る時に買い、人が買う時に売れ」



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