【自分自身で判断】自立するための壁。

機械的に判断していくことが迷いのないトレードになる

 

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

情報による投資では、情報元に判断を委ねている状態であり、自分自身で考えていないので、手仕舞いの判断も他人に委ねることになります。
自立した投資家になるために、乗り越えなければならない壁なのです。

本日は「自立するための壁。」ということで過去のチャートを踏まえてお話していきます。

昨年11/16(金)の日経平均株価は2万1,680.34円で引けました。

週足ベースでは“再陰転”となってしまいましたね。

やはり、前週の弱い印象の陽転リバーサルが懸念されたとおりになってしまいました。

11/16(金)の株価データを基準にしたリバーサルチェッカーのトレンド転換件数を比較しても、個別銘柄も日経平均同様に直近の急落に対するリバウンドだけで、

直ぐに再陰転してしまった銘柄が多いようです。

戻り売りやファンド(大口投資家)などの持ち高調整の売りが続いているものと思います。

まあ、ここまで6年にわたり大きく上昇してきたので、買いコストは低いでしょうから、この水準で売っても十分利益になるのでしょう。

また、下げ止まりを見せていた半導体セクターですが、

コンピューター・グラフィックス用半導体製造の米エヌビディアやアプライド・マテリアルズなどの半導体関連企業の収益環境悪化が懸念されたことで連れ安となったようです。

▼エヌビディア(チャート:Yahooファイナンスより)
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/NVDA?ct=z&t=2y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v

ただし、日本の半導体関連株は直近の安値を下回っておらず、すでに大きく下落していたことで影響が軽微で済んだのかもしれません。

今後、

・直近の下値を切り上げるか、
・それとも切り下げるか、

で判断していくしかありあません。

すべての市場参加者の売買が教えてくれます。

その結果に対して、機械的に判断していくことが迷いのないトレードになるのです。

あのフィットネス企業の決算を分析

話は変わりますが、市場を賑わせている『RIZAPグループ(2928)』ですが、決算発表で通期の業績見通しを赤字に下方修正、

配当も無配転落という内容を受け、株価が急落しています。

「急落」というより、「暴落」ですね。

ちょうど1年前に1,545円の高値を付けた当時は各メディアで取り上げられ、RIZAPブームに人気化したのですが、ほぼ元の水準である200円台まで戻ってきました。

 

実は昨年の急上昇当時、週1副業投資術を始めたばかりのメンバーの方が、情報による投資で、この銘柄を別のメンバーに勧めていたようでした。

そのかたは天井を付けた後も株主優待目的で保有していると言っていたので、恐らく、現在も損切りできずに保有継続しているかもしれません。

配当や優待で、この損失を埋めることはできないでしょう。

私はこういった銘柄は投資対象外なので、チャートすら見ていませんでしたが、最後の手仕舞いポイントである800円前後はインターネット上でも詳しい解説をしてくれている人がいたようです。

とてもわかりやすく解説しているブログがメール転送されてきましたので共有したいと思います。

▼RIZAPの決算を分析してみた(2018-07-29)
http://www.cpayossama.com/entry/2018/07/29/RIZAP%E3%81%AE%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%82%92%E5%88%86%E6%9E%90%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

空売りできない銘柄ですが、保有していた投資家がきちんとこういった見方ができていたら、塩漬け株を作ることはなかったと思います。

このブログは7月末の日付になっていますから、800円前後の下値支持水準を下抜けたタイミングと一致していますね。

このブログ主の方は、公認会計士を目指しているとのことなので、決算書などを分析するスキルを持っているようです。

私たち個人投資家は、なかなかこういった見方をすることができません。

自立した投資家になるために

だからこそ、チャートでそれまでの流れや株価位置、局面、値動きを、

注意深く観察することで、方向性に気付くことが大切なのです。

情報による投資では情報元に判断を委ねている状態であり、

自分自身で考えていないので、手仕舞いの判断も他人に委ねることになります。

銘柄選びで、他人の情報を参考にするのはダメではないと思います。

仕掛けの最終判断は自分自身で行なえばいいのです。

しかし、その後の株価変動に対しても、“何を基準に、どんな判断をしていいかわからない”というのでは、

エントリー自体を行なうべきではないでしょう。

自立した投資家になるために、乗り越えなければならない壁なのです。

信頼(信用)する誰か(他人)の意見ではなく、自分自身で判断できるようになることが大切です。

マーケットが開いている限り、チャンスはエンドレスに訪れます。

少しずつスキルアップできるように、頑張っていきましょう!

今日の相場格言
「株価は企業の将来を映す鏡」


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