過去の解説は説得力に欠ける
こんにちは。元ディーラーの佐藤茂利です。
マーケットでは常に想定外が起こる。
というのはもはや投資家にとっては当たり前の話ですが、本日はそのことについて、過去の相場を比較に出しながら書いていこうと思います。
酒田五法やテクニカルチャートを勉強した方はある程度ご存知かと思いますが、インターネットで調べてみると、いろいろな解説になっており、
私的にはどれも“説得力に欠ける”ように感じています。
というか、前から言っているとおりそれが通用していた時代とはトレード環境が大きく違うということは、留意しておいた方がいいと思います。
特に短い時間軸(日足)では、このようなローソク足は頻繁に出現しますし、
都度その後の相場展開(結果)が違うので、出現する局面が最も重要なポイントなのでしょう。
4月の相場状況を振り返った分析
4月を振り返った相場状況でいうと、
『上がりそうで上がらない』
『下がりそうで下がらない』
なかなか方向感のでない相場展開となっていましたが、仕掛けづらい、動きづらい局面なので、何らかのキッカケが必要なのでしょう。
日本取引所グループ(JPX)や各証券会社は4月の大型連休(GW)前後の取引において、
売買注文の急増や株価が乱高下した場合に備え、売買システムの耐久性テストを行っているようです。
まあ、事前に想定している時ほど何も起こらないものですが、年初(1月3日)に日本が三が日で休み中に為替市場で急激な円高になった場面がありました。
同様のことがあるかもしれないので、それに備えるということですね。
「リスク」を「チャンス」に変える投資体制
4/11(木)には個別銘柄で“誤発注らしき売買”があったようです。
▼話題株:そーせいG株に誤発注騒動、
マザーズ指数に刻んだVの文字
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-11/PPRZF96S972801
1分足ではこんな感じです。
10時4分に1400円で買えた投資家は一瞬にして、百数十円の評価益ですが、
逆指値によるストップロス注文を入れていた投資家は納得がいかない結果になったことでしょう。
このようにマーケットでは何が起こるか予想できません。
常に余裕資金で、冷静な対応ができるように投資体制を維持しておくことが大切なのです。
マーケットでは、「リスク」が「チャンス」に変わるということでもあります。
エンドレスに続くチャンスをみつけて
株式投資を愉しみましょう!
今日の相場格言 「恐怖が来るのは晴天の霹靂の如し」
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