2019年も宜しくお願いします。
こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
お久しぶりのメッセージになりますが、年末年始のバタバタとしていた状況もようやく落ち着いてきました。
いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ冷え込む日々ですから、体調には十分ご配慮ください。
本日は、
「多くの個人投資家さんたちに足りないもの」
についてお話したいと思います。
一貫して私は言ってきたことですが・・・
まず、よく言われていることは株式投資で利益をあげるためには、
「情報や知識、経験が必要である」
というのが“一般論”だと思います。
目まぐるしく変わる世界情勢、相場変動要因などの情報を、いち早く入手し、分析・判断していく。
ということですね。
専門的な知識、過去の経験則などを駆使してリスクを回避しながら、リターンを狙います。
ファンダメンタル分析・テクニカル分析なども相場を予測する上で重要視されていますね。
要は、、、
高度なスキル、情報がなければ、利益をあげられないというのが一般的な考え方なのでしょう。
本当にそうなのだろうか?と冷静に考えてみてほしい
個人投資家でも堅実に儲けている人はたくさんいますし、逆に投資のプロと言われるファンドなどでもマイナス運用になることがあることは、“周知の事実”であると思います。
特に近年はインターネット環境が整っていますから、プロと同じスピードで情報が得られますし、過去の経験則に照らし合わせた分析も検索すればたくさん出てきます。
ずいぶんと便利な世の中になりましたね。(笑)※私が若い頃からは考えられないほど便利です^^;
情報が簡単に手に入る。
だからこそ、その後の「情報精査」が重要になりますね。
必要な情報と余計な情報の取捨選択です。
これがまた難しく、“普通の個人投資家”には非常に難しい作業です。
短期の株価変動を狙う投資においてはこういったスピード勝負の情報収集が必要になりますし、俊敏な判断・行動をしなければなりません。
その緊張感やモチベーションを継続することは難しく、大きなストレスになります。
毎日何時間も情報を収集しつづけ、ニュースをキャッチしつづけ、相場の動きも目が離せない。
つまり、パソコンに張り付いていたり、スマホを触り続けることになりますが、個人投資家の皆さんに、短期投資をお勧めしない理由はここにあります。
本来は中長期投資で、ファンド運用のようなスタンスがいいのですが、それは個人投資家にはなかなか真似できません。
大口投資家と個人投資家では運用している資金量が違いますし、基本の投資スタンス(リスク許容度や投資期間)が違いますから、同じことはできませんね。
一体、利益を上げる上げないの差は何なのか?
・個人投資家で利益をあげている投資家
・なかなか安定した利益に結びつかない投資家
両者の違いはいったい何でしょうか?
要因はいくつかあると思いますが、1つは、「成功体験」だと思います。
半年~1年、2年…という長い期間を経て、2倍、3倍になるような大きな利幅(利益)を自力で得た売買経験がないのです。
ほとんどの個人投資家は手っ取り早く儲けようと、短期で急騰(ストップ高)する銘柄を探そうとしますが、それで失敗することが多いのです。
銘柄予想サービスに頼ってしまったりするのは、こういう方々です。
急騰銘柄の予想が当たれば文句はないでしょうが、外れたときには「騙された!」「金返せ!」と、他力投資の人の典型的なパターンです。
相場というものは、上げ下げを繰り返しながらトレンドを形成していきます。
一気に急騰するような銘柄は、下落する時も同じような確度で下がります。
このパターンに引っ掛かる個人投資家が多く、利益確定は早く、損切りは遅くという残念なパターンを繰り返します。
長期投資になっている保有株のほとんどは損切りできない塩漬け株というわけです。
こういった失敗経験の多い投資家は常に投資イメージがネガティブで、少しの株価変動で思考がブレてしまい、大きなトレンドで判断することができないのですね。
板状況や日足などの短期チャートでは目先の株価変動をイメージすることはできますが、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後などの長期の株価(トレンド)を、自分でイメージすることはできないでしょう。
現在、株式投資で成果が出ていないという方は長い時間軸のチャートを見てみるといいですよ。
短期のチャートとは、全く違った景色が見えてきます。
あなたも始められることから、学んでみてください。
自分を信じて、自分で売買の判断できる個人投資家になり、株式投資で心が豊かになる人生にしましょう
今日の相場格言
「日計り商いするべからず」
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