投資資金の最適額はライフスタイル次第
こんにちは。元ディーラーの佐藤茂利です。
投資資金の配分はそのひとのライフスタイルにも左右されます。
・投資資金がいくらあって、
・どの銘柄に、
・どういう投資スタンスで、
というようなある程度の前提があってはじめて資金配分イメージできますね。
本日は人によってどういった投資資金がベターなのか、過去の相場も見ながら解説していこうと思います。
2/13(水)の日経平均株価は2万1,144.48 円で引けました。
先週末の金曜日に418円安となったので、『年初から始まったリバウンド相場終了のサイン』かと思われたのですが、
3連休明けは531円高、その翌日も280円高と“急反発”となっています。ホントに難しい相場です。
日足ベースでも、週足ベースでも方向感が掴めません
一応、トランプ大統領が中国への関税を巡る、交渉期限延期を示唆したということで投資家心理が改善した、そういう解説になっています。
ホントにこれが要因でしょうか?
ドル高/円安も要因の一つでしょうし、空売り比率も高かったようなので、
輸出関連株中心にある程度は買い戻しが入ったものと推察できますが、それだけではないと思います。
相場解説ではいろいろな見方で後講釈をしていますが、どれも正確な説明にはなっていないでしょう。
確実なことは・・・トランプ大統領は相場を簡単に動かせるということでしょうか。笑
未来に起こることなど誰にも予知できませんし、予想しても当たりません。
投資資金投入の適切な目安とポイント
毎日、メールなどでたくさんお問い合わせをいただくのですが、その中で、
「どのくらいの資金を投入したらいいか教えて欲しい」
という質問があります。
これは投資初心者からすれば、ふつうの疑問点なのでしょうが、なかなか答えづらいのですね。
何故ならば、
投資家それぞれに投資に振り向けられる資金量が違いますし、
リスク許容度、銘柄、株価位置(水準)、局面などその時の状況によって違いますから、
簡単に一言でお答えすることはできません。
例えば・・・
●余剰資金で500万円ある方
●借金して500万円ある方
では、全くもって異なる投資をすべきですから。
もっと細かい例で言えば、
●毎月お給料が100万円手取りであり、
そのうち30万円を投資資金にする方
●毎月お給料が20万円手取りであり、
そのうち1万円を投資資金にする方
といえばわかりやすいでしょうか。
職業によっても投資するスタイルは異なってくるはずです。
・シフト制である
・帰りが遅い
・突発的に呼び出される
・平日が休み
という違いもあるでしょうから。
極端に聞こえたかもしれませんが、一概にいくら投入すればいいかというのはお答えすることができないのです。
投資スタンスに合った資金配分のコツ
そもそも基本の投資スタンスが分からないまま、
「買いですか、売りですか」と訊いているのと同じです。
・投資資金がいくらあって
・どの銘柄に
・どういう投資スタンスで
というようなある程度の前提があってはじめて資金配分イメージとなります。
例えば、相場が下降局面では、
できるだけリスクを負わないように投入資金を少なくし、
上昇局面では多めにするような相場状況に応じた配分調整も必要になってきます。
また、いきなり資金MAXまで仕掛けてしまう人もいますが、期待と反対に動いた場合、
損失と言う不安に耐えられなくなり、残念な行動になりやすくなります。
初心者であれば、投入する資金は少しずつ増やしていき、相場変動とリスクに慣れることが大切です。
調子良く、勝ちが続くと投資資金を倍増させれば、利益も比例すると考えがちですが、
その分、リスクを負うことになるため、精神的なプレッシャーも大きくなります。
私もディーラー時代に資金を倍増させた途端に、儲からなくなった経験があります。^^;
ご自身が、ストレスを感じない資金量で売買することが大切なのです。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度でもあります。
株式投資を愉しみましょう!
今日の相場格言 「資力相応に仕掛けるべし」
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