【結果で判断】信用・信頼の基準は何?

昨年の夏の相場は?

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

株価変動や評価損益の増減という情報は、投資家の心理状態に影響を与えてしまいます。

ですから、それらの情報はできるだけ排除したいですが、インターネット上には多くの情報が氾濫しているものです。排除しようにもどうしても入ってくるものもあります。

 

そういった時に、いかに自分で精査して判断していくか?というリテラシーが大事ですね。

本日は、そういった内容も踏まえ、過去の相場も絡めてお話していきたいと思います。

 

昨年7/20(金)の日経平均株価は2万2,697.88円で引けました。日足ベースでは陰線続きだったにも拘わらず、週足ベースでは陽線で上昇継続というチャートになっています。

当然、月足も陽線です。前週(7/13)に大きな陽線で陽転リバーサルが出現していましたから、上昇トレンドに変化はないのですが、日足ベースで相場を見ている市場参加者からすると弱く感じたのではないでしょうか。

週末にはトランプ米大統領のコメントから、米中の貿易摩擦が世界経済の減速につながるとの警戒感が再燃。

7/23(月)のスタートは日経平均で300円安から始まりました。円安方向に進んでいたドル円相場でしたが、日銀がゼロ金利政策を見直すとの観測も出て、110円台後半に円高進行に拍車を掛けたため輸出関連株売り、金融株買いの動きとなったようです。

NT倍率も一気に改善してきました。

まあ、この数値を気にしても意味がないです。

週足ベースでは7/13(金)の時点で、金融株は“陽転リバーサル”が出現している銘柄が多いですから。

 

一般的な投資家心理としては、

日経平均が下落すると、どうしても買い仕掛けを躊躇ってしまいます。

 

個別は個別の動き

ですが、中長期のトレンドは簡単には変わらないでしょうし、円高と言っても、少し前の水準に戻っただけです。

私自身は自分の保有銘柄が全体相場に引きずられることなく

上昇していたので、あまり弱い印象になっていません。

このような地合い(相場の雰囲気)でも、

投資家それぞれの保有株の状況次第で投資心理が全く違ってきます。

個別は個別の動きです。

常に言っていますが、

株価変動や評価損益の増減という情報が一番心理状態に影響を与えますから、

それらの情報はできるだけ排除したいですね。

 

トランプ大統領も中間選挙前に、世界経済をマイナスにもっていくようなことをするでしょうか?

まあ、こういったことは予想・予測しても当たりませんから、

いつも言っているように

「結果」で判断していくしかないのです。

結果を素直に受け入れること。これが大切なのです。

 

情報を見極めるリテラシーを

 

以前ご紹介した英文学者・外山滋比古さんの話、私もそんな投資人生にしていきたいと思います。

 

英文学者・外山滋比古さん「株は上質なギャンブル」

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO3271092006072018000000/

 

やはり、生活の中で多少、自律神経を刺激していないと、心身ともに健康な状態を維持するのは難しいのでしょうね。

人間のカラダはうまくできているのです。

 

その一方で、残念なニュースが話題になりました。

▼某証券会社、脳梗塞の81歳高齢者に投資信託押し売り→3千万円損失させる

http://biz-journal.jp/2018/07/post_24153.html

 

この内容で6割しか返ってこないというのは納得できませんよね。

また、自己判断のできる人であればまだ防げた話だったかもしれませんが、

そもそも、81歳の高齢者にこのような取引の勧誘を行うこと自体が、すでにおかしいんです。

 

まあ、営業マンも利益で終われば、Win-Winの関係を築けると考えたのでしょうが、

証券会社は手数料をいただくだけで、マイナスになることがないのですから、リスクはすべてお客様ということになります。

 

どう考えてもWin-Winではないですね。

こんなことが頻繁に起こっているのです。

他人に大事な資産を任せることなどできません。

しかし、こういった話を聞いて「自分は大丈夫」と慢心してしまうのもまた危険です。

しっかりと情報を見極めるリテラシーを身に着けていきたいですね。

まだまだ、暑い日が続いています。くれぐれもご自愛ください。

今日の相場格言
「筋の耳打ちは信頼するな」


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