続いた下落相場

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。
どんなに株価が下落しても、売買が成立している以上、そこで買っている投資家がいます。
自分の注文の先にいる投資家の心理を少し考えてみるといいですね。大衆と同じことをやっていては、いつまで経っても成果を上げることはできないでしょう。
本日は「同じことの繰り返し?」ということで、過去の相場を踏まえてお話していきます。
8/7(水)の日経平均株価は2万0,516.56円で引けました。先週からの“下落相場”が続いています。
この前日は酒田五法で言う「たくり線」や「カラカサ」という形になったという相場解説になっていますが、日足ベースではあまり説得力がないですね。
過去の経験則でも、再現性の確度はそんなに高くないと思います。
このローソク足が出現する株価位置や局面が重要ですし、陰線・陽線という部分の方が強弱感としては注目すべきポイントでしょう。
※「たくり線」・「カラカサ」はインターネット検索すると詳しい解説がたくさん出てきます。
本当に米中貿易摩擦の激化懸念?

今回の株価急落の要因は米中貿易摩擦の激化懸念という解説になっていますが、
今、始まった話ではないですよね。
昨年の10月、12月、令和になってのゴールデンウィーク明けなど、直近の急落局面では、すべてこの話でした。
十分、予想できたはずです。
今回も、これまでのように戻るかどうかは相場ですから、誰にもわかりません。
但し、トランプ大統領も自身の大統領選を控え、何の対応もしないということはないでしょうね。
多くの投資家が諦めて、損切りした後で、何らかの新たな政策をだしてくるパターンがイメージできます。
どんなに株価が下落しても、売買が成立している以上、そこで買っている投資家がいます。
自分の注文の先にいる投資家の心理を少し考えてみるといいですね。
大衆と同じことをやっていては、いつまで経っても成果を上げることはできないでしょう。
改めて、確認してみてください。
週1副業投資術の基本的な考え方は、
週足ベースで十分下落して、
株価位置的・需給的に調整が済んだ局面で仕掛けます。
今回のような急落があったとしても、ある程度はリスクが軽減されているということです。
どんな株価位置でも関係なく仕掛ける投資と違い、評価損(実損)が少なくて済んだという状態のはずです。
人間は感情の動物である
また、私のもとに
・日足で判断した方がいいのではないか
・評価損が膨らんでいても、週末まで放置してもいいのか
・一旦、損切りして、安くなったところを買い戻した方がいいのでは
・こんな外部環境でリスクをとって買っても大丈夫か
・買うと直ぐに評価損になる
・評価益が評価損になってしまった、
・暴落の前に手仕舞いする(売る)べきだった
といったお問い合わせメールが来ていました。
とても、残念です。(-_-;)
「人間は感情の動物である」
という誰かの名言がありましたが、仕方がないのかもしれませんね。
これまでの経験や知識、そして目の前の情報がさまざまな感情を生みだします。相場においても同様ですね。
不安を解消するための行動や、期待を満たす行動は人間であれば当然かもしれません。
しかし、その判断が正しいか否かは、すべて結果論です。
後になってみないと分かりません。
それも比較した時点の結果ですから、このタイミングが違えば、また違った感情が湧き起こることになるでしょう。
下げているときはチャンスに見えず、
上げているときはリスクを無視して買い上がる。
逆ですよね。
利益になる売買のリズムは
「押し目買い、噴き値売り」です。
マーケットが開いている限り、チャンスは何度もエンドレスに訪れます。
みなさんの資産が今後も堅実に増えていくことをお祈りいたします。
今日の相場格言 「人間は感情の動物である」

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