【結果で判断】週1投資は確率論ではない。

トレンドが続かないとトレンドフォロー投資は厳しくなる

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

相場は、すべて当てることはできないからこそ、後悔しない投資を心掛けて欲しいです。

週1投資は、日経平均やNYダウを売買しているわけではないので、個別銘柄ごと、局面ごとに判断すべきです。

しかし、目先の様々な情報にどうしても囚われてしまう・・・

本日はそういった悩みに陥っている方々に向けてのお話を、過去の相場も含めてしていきたいと思います。

 

2/15(金)の日経平均株価は2万0,900.63円で引けました。

結局、2万1,000円に乗せて引けることはできませんでしたが、“再陽転リバーサル”の出現となりました。

結果的には先週の陰転リバーサル(2/8の急落)が余計(ダマシ)だったことになります。

但し、2/15は日足ベースでは239円安となっており、来週も波乱の展開となりそうです。

相場解説では、

『NYダウが3日ぶりに反落(-103ドル)したことや、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設費用を確保するため、国家非常事態宣言を発令する方針、と伝わったことが嫌気された』

ということになっています。やっぱり、目先の株価変動はトランプさん次第ということなのでしょう。(苦笑)

個別銘柄でも再陽転の銘柄が出ていますし、トレンドが続かないと、トレンドフォロー投資は厳しくなります。

要は時間軸の問題です。

 

どの時間軸を基準に売買の判断をしているか?

 

 

日足ベースでは日々の上げ下げが頻繁にあり、方向感を掴みづらいのですが、

時間軸を長くすると、トレンドがわかりやすくなるというのが多くの銘柄のチャートで確認できます。

これは日足(短期)チャートしか見ていない投資家にはわからないと思います。

ただし、短期投資家が長期チャートを見ても意味がないので問題はないのですが・・・。

 

まずは投資家自身が『どの時間軸を基準に売買の判断をしているか?』ということの確認が必要なのです。

それによって、答え(判断)が違ってきます。

例えば、2/14(木)はNYダウが103ドル下落したことを理由に、翌日(2/15)の日経平均も下落するという予想で空売りを仕掛けた投資家もいるでしょう。

※実際にいます。

日経平均は売買できないので、日経225先物miniで当て嵌めてみますと、寄り付きが20,815円で、終値が20,695円なので、朝、売りで仕掛けて、大引けで買い戻せば

120円の差益が得られたことになります。

 

簡単ですね。^^;

毎日、NYダウの上げ下げを基準に同じことを繰り返していたら、儲かり過ぎて相場がバカらしくなることでしょう。

でも、相場はそんなに甘くないです。

投資経験の長い投資家ほどそれをよく分かっています。

短い時間軸の中でも当然、上げ下げがあり、その小さな変動に一喜一憂することになります。短期投資家の宿命です。

株価変動から目を離すことができず、

常に“最良の判断”をしようと集中して相場を注視し続けます。

これがストレスの掛かる投資の原因で、長く続けると、神経が疲弊してしまいます。

 

最良の判断と、「予測」「結果」

 

ポイントは、「最良の判断」という部分です。

最良の判断の基準は何でしょう?

例えば、、、1分前の株価よりも、上がった・下がった、

新たな材料が出れば、そのリスク回避、リターンを得るための仕掛けとなりますが、それが“最良の判断”であったか否かは時間が経過しないとわかりません。

すべて結果論です。

 

しかも、その結論が出るタイミングを予め決めているわけでもありません。

上がりそうだから期待して買う、下がりそうだからリスク回避で売る。

これは予想・予測です。

 

その時の投資心理(期待や不安)が大きく影響します。

「NYダウが下がると過去のデータで言っても日経平均も同様に下がる確率が高い」

だから、空売りでエントリーする。

確率論で予想・予測した投資です。

 

週1副業投資術もリバーサル出現で判断するなら、翌週以降を予想する投資ではないか、と言われるかたもいらっしゃいますが、

決して“予想”ではありません。

トレンドの転換点を値動き(ローソク足)で判断しているだけです。

週末の終値が、

○○○円以上になったら買い、
○○○円以下になったら売り、

という基準が「事前に明確」になっています。

これは「予想」ではありません。

時間軸が曖昧ではなく、常に一定のトレンドフォロー投資であり、突発的に、エンドレスに起こる株価変動材料に翻弄されることなく、

「結果」で判断しています。

 

また、リバーサルが出現したから、単純に”買い・売り”というのではなく、それまでの流れ、株価位置、局面、個別銘柄ごとにあるクセやパターンという条件も重要なポイントにしています。

私たちは、日経平均やNYダウを売買しているわけではないので、個別銘柄ごと、局面ごとに判断すべきでしょう。

自分の考えがある程度、確立しているというかたは無理に変える必要はありません。

成果が結果として出ているはずですから。でも、結果が出ていないというかたは、少しずつ考え方を修正する必要があります。

「結果が出ていない」 = 「何かが間違っている」

ということです。

まずは、修正点を見つけることから始めましょう。時間軸なのか、行動なのか、性格なのか・・・。

相場をすべて当てることはできませんから、後悔しない投資を心掛けて欲しいですね。

自身が一番ストレスを感じないやり方で、株式投資を楽しむことが大切なのです。

株式投資を愉しみましょう!

今日の相場格言
「一日の相場を考え、商いいたすはよろしからず」


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